球界で異彩を放ち続ける大谷。この二刀流スターは今オフも主役だ。(C)Getty Images まさに歴史的な1年だった。…

球界で異彩を放ち続ける大谷。この二刀流スターは今オフも主役だ。(C)Getty Images

 まさに歴史的な1年だった。2023年シーズンにおける大谷翔平(エンゼルス)である。

 最終的に右肘側副靭帯の損傷と右脇腹痛によって、無念の離脱を余儀なくされたが、大谷は3月のワールド・ベースボール・クラシックから絶大な存在感を放ち続けた。現球界で「唯一無二」とされる二刀流を貫き続け、残したインパクトも特大だった。

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 打ってはア・リーグ最多の44本塁打で日本人史上初の本塁打王に。そのほかでも打率.304、95打点、OPS1.066。一方で投げても2年連続2桁勝利となる10勝(5敗)を挙げ、防御率3.14、WHIP1.06とエース級の働きを見せた。

 史上初となる「シーズン40本塁打&2桁勝利」の金字塔も打ち立てた大谷。キャリアの分岐点となるFA(フリーエージェント)イヤーに、これ以上にないアピールを見せたと言っていい。

 そんな天才に関する話題は尽きない。目下、大谷に関して、注目を集めるのはFA後の去就だ。「最低でも5億ドル(約734億2000万円)は必要」と言われる獲得競争は熾烈を極めるとされ、ドジャース、メッツ、パドレスら複数球団からの関心が日々報じられている。

 いったい移籍金はいくらになるのか、移籍先はどこになるのか――。人々の関心を惹き続ける大谷の去就には、レジェンドも興味津々だ。

 現地11月17日にディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信される大谷のドキュメンタリー作品で、ナレーションを務めたペドロ・マルティネス氏(元レッドソックスほか)は、米放送局『NBC』のオンラインスポーツ番組「Rich Eisen Show」に出演。そこで「私は彼のドキュメンタリーのボイスオーバーをしたんだが、彼について沢山学んだ。本当に感心したよ」と脱帽した。

 米スポーツ界でも類を見ない規模のメガディールが予想される29歳の日本人スターについて、MLB通算219勝の大投手は「私からの特別な忠告はないよ。彼は信じられないくらいの規律を保っているし、何よりも賢い。教育レベルもケタ外れだ」と強調。そして、こう訴えかけた。

「彼は野球界で最もナイスガイだ。強いて私から言うとすれば、(移籍に関しては)貰えるものは貰い、最高の環境でやって欲しいということだ。野球界にはダークサイドがある。それはお金だ。これは本当に多くの人を惑わせる。もちろんオオタニは絶対正しい判断をするのは分かっている。彼は日本時代からずっと正しい選択をしてきたからね。ただ、『ここにプレーしたい』と声を上げるような人でもないんだ」

 自身も現役時代には5球団を渡り歩いた。その現役時代の経験からマルティネス氏は、「オオタニは自分の成功への方法も心得ていると思う」と断言。そして「これから100年間語られる唯一無二の選手。どのチームに移籍しようとも彼のメンタルに影響を及ぼさないはずだ」と太鼓判を押した。

 大谷は今オフにいかなる決断を下すのか。伝説の剛腕にも太鼓判を押される偉才の去就に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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