紫苑Sで2着だったヒップホップソウル(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を狙う。  ヒップホップソウルは父キタサンブラック、母ダンスファンタジア、母の父ファルブラヴの血統。母は11年フェアリー…

 紫苑Sで2着だったヒップホップソウル(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を狙う。

 ヒップホップソウルは父キタサンブラック、母ダンスファンタジア、母の父ファルブラヴの血統。母は11年フェアリーSの覇者。祖母のダンスインザムードは04年桜花賞と06年ヴィクトリアマイルを制している。また、そのきょうだいにはダンスインザダーク、ダンスパートナー、エアダブリン、エアギャングスターと活躍馬がズラリ。社台ファームを代表する名牝系の出身といえる。

 ここまで6戦1勝。昨年9月の中山でデビュー勝ち。その後は勝利に手が届いていないが、ここ3戦はフラワーCが2着、オークスが6着、紫苑Sが2着と、重賞で好勝負を続けている。とりわけ前走の紫苑Sは前後半5Fが58秒1-59秒9というハイペースの中、好位から一旦は先頭に立って0秒1差の2着。前に行った組では最先着で、勝ちに等しい内容だった。ひと夏を越して力を付けていることは間違いない。

 19年前の秋華賞で単勝1.7倍の圧倒的1番人気に支持されながら、無念の4着に終わった祖母の無念を晴らせるか。ラスト1冠に全力で挑む。