男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は12日にシングルス準々決勝が行われ、第19シードのB・シェルトン(アメリカ)は第26シードのS・コルダ(アメリカ)に7-6 (12-10), 2-6, 6-…

男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATPマスターズ)は12日にシングルス準々決勝が行われ、第19シードのB・シェルトン(アメリカ)は第26シードのS・コルダ(アメリカ)に7-6 (12-10), 2-6, 6-7 (6-8)の逆転で敗れ、ベスト4進出を逃した。しかしこの試合、緊迫した場面でスポーツマンシップを見せたシェルトンに観客から拍手が送られる場面があった。
>>【動画】シェルトンが素晴らしいスポーツマンシップを見せた場面<<
>>上海MSトーナメント表<<
この日の第1セット、互いにブレークチャンスを与えず終盤へ。第11ゲームでブレークしたシェルトンだったが、直後の第12ゲームでブレークバックを許しタイブレークにもつれ込む。それでもシェルトンは1度セットポイントをセーブし、自身に訪れた5度目のセットポイントで強烈なサービスエースを決め先行する。
しかし第2セット、シェルトンはコルダに3度のブレークを奪われ1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、シェルトンは第1ゲームでブレークを許すも第8ゲームでブレークバックに成功しタイブレークに突入。タイブレークでは1-6と大きくリードされたが、ここから5ポイントを連取し追いつく粘りを見せる。それでもコルダに6度目のマッチポイントで最後はボレーを決められ2時間54分の激闘の末に力尽きた。
敗れたシェルトンだったが、この試合の第1セットのタイブレークの2ポイント目では素晴らしいスポーツマンシップを見せた。
このポイントでシェルトンはサービスエースを決めたが、コルダがこれにチャレンジを要求する仕草を主審にした。しかし主審はこれに気付かず「聞こえなかったよ。(チャレンジするには)大きな声を出すか手を私に振らなければいけない」と告げコルダのチャレンジを認めなかった。
実際にはジェスチャーを行っていたコルダは不服を述べたものの、次のポイントに移ろうとした。
しかしここでシェルトンが主審に歩み寄り「僕は彼(コルダ)がこう(ジェスチャー)してるのを見たよ。あなたは彼にチャレンジさせてあげなきゃ。彼はこう(ジェスチャー)していたからね」と告げた。
このシェルトンの申告により、主審はコルダのチャレンジを認めた。チャレンジの結果、サービスは判定通り入っておりそのままシェルトンのポイントとなったが、タイブレークという緊迫した場面でスポーツマンシップを見せたシェルトンに観客は拍手を送った。
試合には惜しくも敗れたシェルトンは次戦、日本で16日に開幕する木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)に出場する。
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