ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は、1次リーグの終盤を迎えた。D組の日本は8日にアルゼンチンと対戦。ともに2勝1敗の勝ち点9で並んでおり、準々決勝進出をかけた大一番になる。 試合に先立って、日本ラグビー協会は6日、アルゼンチン戦…

 ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は、1次リーグの終盤を迎えた。D組の日本は8日にアルゼンチンと対戦。ともに2勝1敗の勝ち点9で並んでおり、準々決勝進出をかけた大一番になる。

 試合に先立って、日本ラグビー協会は6日、アルゼンチン戦に臨む日本の先発と控えメンバー、計23人を発表した。

 スクラムが好調なFW陣は、3戦続けて同じ8人が先発する。WTBでは、ここまで先発だったジョネ・ナイカブラに代わり、シオサイア・フィフィタがW杯初出場となる。

 SHには2試合連続で斎藤直人が入った。28日(日本時間29日)のサモア戦では、当初先発出場を予定していた流(ながれ)大が右ふくらはぎを痛めたため、急きょ代役を務めたが、今回は最初から先発に名を連ねた。

 ベンチには、チリ戦以来のメンバー入りとなったFWサウマキ・アマナキ、イングランド戦後に追加招集されたFB山中亮平が控える。

 勝った方が文句なしで8強に進む一戦を控え、プロップの稲垣啓太は「気持ちの高ぶりは感じていない。大事なのは、自分たちが準備してきたことを100%、グラウンドで出せるかどうか。出せれば、勝てる自信は間違いなくある」と冷静な口ぶりで語った。(ナント=松本龍三郎)

 日本代表メンバー

 【先発】FW 稲垣、堀江(以上埼玉)、具(神戸)、コーネルセン(埼玉)、ファカタバ(BR東京)、リーチ(BL東京)、ラブスカフニ(東京ベイ)、姫野(トヨタ)▽HB 斎藤(東京SG)、松田(埼玉)▽TB フィフィタ(トヨタ)、中村(東京SG)、ライリー(埼玉)、松島(東京SG)▽FB レメキ(東葛)

 【控え】坂手、ミラー、バル(以上埼玉)、ディアンズ(BL東京)、サウマキ(神戸)、福田(トヨタ)、山中(神戸)、ナイカブラ(BL東京)