日本対アルゼンチン戦はまさに大一番。勝てば無条件で決勝トーナメント進出が決まる(C)Getty Images 10月8日、ラグビーワールドカップ2023予選プールD最終戦として、日本代表対アルゼンチン代表の試合が行われる。今大会ここまで、両…

日本対アルゼンチン戦はまさに大一番。勝てば無条件で決勝トーナメント進出が決まる(C)Getty Images

 10月8日、ラグビーワールドカップ2023予選プールD最終戦として、日本代表対アルゼンチン代表の試合が行われる。今大会ここまで、両国とも2勝1敗の勝点9という成績を残しており、直接対決で勝利したチームが決勝トーナメント進出となる、まさに雌雄を決する大一番だ。

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 日本が勝利すれば前回に続き2大会連続でベスト8に名を連ね、アルゼンチンが勝利した場合は4位という好成績をおさめた2015年大会以来のトーナメント進出を果たす。日本は今大会での目標とする、ベスト4以上を目指す上で、予選プール最大のヤマ場であるこのアルゼンチン戦を乗り越えなければならない。

 当然、アルゼンチンにとっても負けられない戦いであることは言うまでもない。前回の日本大会では予選プール敗退を喫しており、今大会も初戦のイングランド戦で敗れ黒星でのスタートとなった。しかし、その後は連勝を飾り、現在は得失点でも日本を大きく上回っている。チリ戦での大勝の勢いをそのまま日本戦でもぶつけ、イングランド代表に次ぐ2位の座を掴みにかかる。

 また、アルゼンチン国内でも「決戦」を目前にして、代表チームを包む緊張感や日本チームへの評価などが伝えられているようだ。ニュースメディア『LA NATION』では、試合まで3日に迫った10月5日、試合に臨む自国代表チームの特集記事を配信している。

 同メディアはアルゼンチンの日曜日までのスケジュールや練習内容などを紹介しており「チームは最終調整を行なった後、ナントへ移動し、そこで一夜を過ごし、日曜日に準々決勝進出をかけた試合を行なう。その後、マルセイユに戻るか、帰国するかの2択となる」と報じている。

 さらに「チリを破った時と同じスタッド・ド・ラ・ボジョワールで、アルゼンチン代表と日本代表は、日曜日の13時(アルゼンチン時間午前8時)に、フランス2023のグループDから2番目の予選通過者を決める。日本は過去2回のワールドカップで強豪と肩を並べたチームであり、2015年には南アフリカを破り、2019年には初めて準々決勝に進出した」と日本の実績を評しており「そのため、プーマス(アルゼンチン代表の愛称)も自分たちのレベルを上げることが求められるだろう」と試合への見込みを示した。

 トピックではチーム最年長の38歳、アグスティン・クレビのコメントも掲載。「イングランド戦の後、私たちは嘆き悲しむ必要があった。しかし、自信は失われていなかった。チームは自分たちの行く末をよく理解している。この試合が自分たちにとってどれだけ重要かわかっている」と意気込みを語ったとしている。

 加えて同メディアは「結局のところ、プーマスが発揮できる技術的な特性よりも、彼らの運命を左右するのは精神的な問題である。集中力を持続させることができれば勝てるはずだ」として、負けが許されない一戦へメンタル面の重要性にも言及した。

 トピックでは、クレビが現在のチーム状況について「自分たちがやってきたことに自信を持ち、とてもいいトレーニングができている」とのコメントも紹介している。2大会ぶりのベスト8進出に向け、そしてさらに上位を目指すというアルゼンチンは日本との一戦を、心身ともに上々のコンディションで臨むことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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