■エルトンバローズ
【中間調整】デビュー5戦目だった今年4月の阪神芝マイル戦で初勝利。続く5月の3歳1勝クラスを正攻法であっさり勝ち切ると、重賞初挑戦だった前走のラジオNIKKEI賞も好位で流れに乗る好センスから勝利を収めた。名門アンティックヴァリュー一族(祖母ニュースヴァリューの半妹にベガ)らしい、高い素質を感じさせての3連勝。その後は休養に入り、血統的に菊花賞というタイプでもなく、前走と同じ開幕週かつ同距離ということから、秋は毎日王冠からの始動となった。
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9月18日の坂路14-14が初時計。以降、坂路とCWを併用するいつもの調整で入念に乗り込まれている。1週前追いとなる27日のCW併せ馬は、2頭を大きく追いかける意欲的な内容。動きに一瞬重さは感じさせたが、鞍上西村淳騎手が懸命に負荷を掛け、最後はド迫力の伸びで最先着を果たしている。その後10月1日のCW追いで、左回りの動きを確認。
【最終追い切り】レース当週は西村淳騎手が騎乗、坂路単走。負荷は先週までで十分で意思疎通と反応を確かめる程度の内容ながらブレのない、シャープそのものの走りで登坂し、ラストはまったく楽な手応えのまま、気迫十分に鋭く切れた。序盤の折り合いは申し分なく、まさに鞍上の意のままといった雰囲気。
【見解】3歳秋の成長期ということか1週前までは太めが残っていたようだが、この馬を完全に掌握してる鞍上が余念なく攻めたことで最終追いでは一気に素軽い走りを披露。馬体そのもののボリューム感は明らかにアップしており、万全の状態と言える。左回りだった日曜のコース追いでまだ若干モタれたというあたりがどうかだが、この充実ぶりなら克服するシーンがあって不思議はない。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。


























