■ジャスティンカフェ

【中間調整】昨年春に条件クラスを卒業。オープン初戦だったエプソムCで4着、続く毎日王冠で2着と重賞戦線で健闘を続け、2年連続の参戦だった今年のエプソムCで待望の重賞初勝利を挙げている。今年も夏場に休ませ、秋は毎日王冠から始動という昨年同様のローテーションを進むことに。

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9月8日に栗東へ帰厩し、13日に坂路15-15を消化したのが中間の初時計。以降坂路調教を重ね、この厩舎流の1週前となる9月29日の調教では坂路4F51秒7(馬なり)とまずまずの時計をマークしている。

【最終追い切り】これまでの中間と同様、レース当週も安田翔師が騎乗し、CW単走。輸送を控えた今週は脚捌きを確認する程度で終始無理をさせず、最後はまずまずの加速を示していた。ただし全体的に走りがこぢんまりとしており、気迫という面であとひと息な感も。

【見解】サリオスのレコードVに半馬身差2着と好走した昨年と同様のローテーション。しかし昨年は1週前(金曜)CW併せ馬、当週CW併せ馬という調整過程だったのに対し、今年は1週前(金曜)坂路併せ馬、当週CW単走と負荷の掛け方が格段に軽いあたりがどうか。帰厩から初時計までに時間を要しているあたり、夏負けなどなにかしら体調面で不安な要素があったのかもしれず、そう考えると直近の攻めの軽さも合点がいく。もともとのポテンシャル+芝1800m戦での安定感は認めつつ、状態は昨年ほどではないのかも?ということを考慮に入れておきたい。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。