男子テニスのロレックス・上海・マスターズ（中国/上海、ハード、ATPマスターズ）は４日にシングルス１回戦が行われ、世界ランク１１９位のＣ・ムーテ（フランス）は同３８位のＭ・マクドナルド（アメリカ）に2-6, 3-6のストレートで敗れたもの…

男子テニスのロレックス・上海・マスターズ（中国/上海、ハード、ATPマスターズ）は４日にシングルス１回戦が行われ、世界ランク１１９位のＣ・ムーテ（フランス）は同３８位のＭ・マクドナルド（アメリカ）に2-6, 3-6のストレートで敗れたものの、試合では観客を沸かせるプレーをみせた。
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世界ランキングの自己最高位は５１位で２４歳のムーテはしばしばトリッキーなプレーをみせる選手として知られており、先月行われた成都オープン（中国/成都、ハード、ATP250）１回戦ではアンダーサーブを多用しポイントを獲得するプレーを披露していた。
迎えた今大会の１回戦、ファーストサービス時に７９パーセントの確率でポイントを獲得したマクドナルドに対しムーテはブレークを１度も奪えず、自身のサービスゲームでは３度のブレークを許し、１時間２３分で敗れた。
しかしこの試合、ムーテに見せ場がなかったわけではない。第１セット終盤にはマクドナルドが放ったスマッシュを返球しようとボールを追いかけ、相手コートに返球することはできなかったものの、走った勢いで壁に登ると観客とタッチを交わし会場を楽しませた。
敗れたものの、奇想天外なプレーでムーテは訪れた観客を笑顔にした。
さらに第８ゲーム、ムーテがセットポイントを握られた場面で、ポイントは落としたもののラリー中にジャンプしながらの股抜きショットを放つ曲芸を披露し観客を沸かせた。
一方、トリッキーなプレーに惑わされず安定したプレーで勝利したマクドナルドは２回戦で第２０シードのＦ・セルンドロ（アルゼンチン）と対戦する。今大会はシード勢が１回戦免除のため、セルンドロはこの試合が初戦となる。
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