前節の長崎戦で復帰2試合目にして、鮮やかなゴールでジュビロ磐田に勝利をもたらしたのがキャプテンの山田大記だ。「もちろん…
前節の長崎戦で復帰2試合目にして、鮮やかなゴールでジュビロ磐田に勝利をもたらしたのがキャプテンの山田大記だ。「もちろん大きい勝ち点3だったと思いますけど、より大きな意味を持つダービーがあるので。そこで勝ってこそ、意味を持たせられる」と語る。
「今シーズンの昇格を争う直接の相手でもあるので。どちらが自動昇格権を掴み取るかと言うものを決するような大事な意味合いを持つダービーになるんじゃないかと思います」
小中学校の年代を磐田の下部組織であるヤマハジュビロSS浜松で過ごした山田大記は藤枝東高校から明治大学に進み、2011年に磐田でプロデビュー。2014年の夏から3シーズンはドイツでプレーしたが、2017年9月に磐田復帰。これまでのキャリアで多くのダービーを経験してきている。そこで山田が感じるのは試合の雰囲気もさることながら、試合の結果がその後の流れにも大きく響くということだ。それだけに、いやでも気持ちは高まってくる。
「そんなに特別意識をしないで、淡々とやろうとは思ってるんですけど、夢にダービーが出てきましたし、潜在的なところでかなり意識して、スイッチが入っちゃってるなと朝目が覚めて思いました」
その夢の中では勝敗はついておらず、まだ戦っている最中だったという。その場では「ゴンちゃん(権田修一)となんか言い合っていたり」と笑いを誘った山田だが、清水の警戒するべき相手に関しては「本当に能力の高い選手が多いので。いろんな選手に注意しなきゃいけない」と語る。その中でも同年代でまる乾貴士とGKの権田修一に負けたくない思いは強いという。
■「勝ったら最高に気持ちがいい」
敵地アイスタでの戦いは「勝ったら最高に気持ちがいいですよね。オレンジ一色の中で」と勝利の景色を浮かべる山田。コロナ禍がすぎ、100%応援ということでホームの圧も強くなるはずだが、「逆にホームで負けるというのは僕たちにとっても屈辱的なことだと思いますし、そういった意味では向こうのプレッシャーがあると思うので。自分たちも、その雰囲気を楽しみながら、勝ち点3を持ち帰りたい」と語る。
もちろん人数的には限られるかもしれないが、アイスタに駆けつける磐田のサポーターはもちろん、スタジアムに来られなくてもいろんな環境で見守る人たちに勝利を届けること。そして今はダービーに集中しているが、やはりこの結果によってこのシーズンの運命が決まってくるところもある。
静岡勢に藤枝が加わり”静岡三国決戦”という言葉も生まれたが、やはり30年の歴史を持つ静岡ダービーは、Jリーグにおいても特別な意味を持つ。この決戦の結末がどうなるか。10月7日の14時を迎えるまでの雰囲気の高まりというのも楽しみながら、大一番を見届けたい。