第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州>で卓球競技が2日に終了。卓球女子日本代表の平野美宇(23=木下グループ)が成田空港に帰国した。

団体では決勝で中国に敗れるも銀メダルを獲得。個人戦の女子シングルス、女子ダブルスでは16強に終わった。

平野は帰国取材に応じ、大会を振り返った。

■平野美宇 インタビュー

Q.団体戦は中国に敗れての銀メダルだったが?

今大会は中国での開催でしたし、オリンピックに近い雰囲気だなと思いました。団体戦も普段の雰囲気とは違って「オリンピックに出たらこんな風になるんだろうな」と思うような大会でした。

Q.中国との差はどのように感じた?

今回はみんな接戦になることができて、自分が出た中ではかなり競った方の銀メダルだったと思います。

最後の1、2点だったり競った場面での中国選手の強さをまた実感しました。強さも感じましたが、前よりは近付いているんじゃないかなと感じました。

Q.長﨑美柚選手との女子ダブルスについて

2回戦でもう中国選手(0-3 陳夢/王芸迪)と当たったので「少し早いな」と思いました。内容的には悪くなかったんですが、中国選手の戦術展開の早さに自分たちが遅れてしまったりしてダブルスでも中国選手の強さを実感した試合になりました。

Q.シングルスはベスト16敗退だったが?

普段あまり出てこない北朝鮮の選手と対戦(3回戦 2-4 PYON Songgyong)しました。ユースオリンピックの時に一度対戦したことがあったみたいなんですが、そこから4、5年見ていなかった選手なので、だからこそ怖い部分もありました。

今回こうして負けてしまって、改めて北朝鮮の選手の粘り強さと、次に当たったらもっと注意してしっかりと対策して臨まないとということを感じました。

Q.パリ五輪代表選考ポイントは10P加算となったが?

もっと稼ぎたかったと言えば稼ぎたかったんですが、プラスにはなりました。ポジティブに受け止めて、選考会と全日本がすごく大事になってくると思うので、あと2大会最後まで突っ走りたいなと思います。

【大会名称】第19回アジア競技大会
【卓球競技 開催期間】2023年9月22日(金)~10月2日(月)
【会場】中国・杭州
【出場種目】
■男子団体(5名)
張本智和、吉村真晴、戸上隼輔、及川瑞基、松下大星

■女子団体(5名)
早田ひな、平野美宇、木原美悠、長﨑美柚、張本美和

■男子シングルス(2名)
張本智和、吉村真晴

■女子シングルス(2名)
早田ひな、平野美宇

■男子ダブルス(2組)
吉村真晴/戸上隼輔、及川瑞基/松下大星

■女子ダブルス(2組)
平野美宇/長﨑美柚、木原美悠/張本美和

■混合ダブルス(2組)
張本智和/早田ひな、戸上隼輔/木原美悠