女子ゴルフツアー第31戦「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」は6日、静岡県の東名カントリークラブ(6590ヤード、パー72)で開幕する。連覇を狙う小祝さくらは今季ツアー1勝ながらもトップ10入りは13回(3位)、9月のゴルフ5レデ…

女子ゴルフツアー第31戦「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」は6日、静岡県の東名カントリークラブ(6590ヤード、パー72)で開幕する。

連覇を狙う小祝さくらは今季ツアー1勝ながらもトップ10入りは13回(3位)、9月のゴルフ5レディスから3週連続で2位(タイ含む)に入るなど好調なシーズンを送っており、今回も優勝候補の一人として挙げられている。

過去には2011年、12年の有村智恵、03年、04年の不動裕理、93年、94年の森口祐子、87年、88年の吉川なよ子と連覇を達成した選手も多い大会。ディフェンディングチャンピオンとして臨む小祝の連続優勝はあるのか。

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■ショット力、決定力に長けた小祝

歴代スタンレーレディス優勝者を見ると、21年の渋野日向子、20年の稲見萌寧、19年の黄アルムと、ショットに定評のある選手が並ぶ。その証拠に3人が優勝した年の※ボールストライキングを見ると、21年の渋野は6位相当、20年の稲見は1位、19年の黄は26位とショット力の高さがうかがえる。

また11年、12年に連覇を達成した有村もツアー屈指のショットメーカーとして名を馳せており、東名CC攻略にはショット力の高さが必要ということがわかる。

今季の小祝はというと、現時点でボールストライキングは11位。フェアウェイキープ率が62.1315%(63位)とやや劣るものの、飛距離の出る小祝であれば許容範囲と言える。むしろ、ドライビングディスタンス251.15ヤード(15位)を維持しながら、60%以上の確率でフェアウェイをキープできるのは小祝のショット精度の高さを物語っているだろう。

さらに付け加えるなら、今季のバーディ数は350と岩井明愛に次ぐ2位。60台のラウンド数は36回(3位)と決定力にも長けている。

ショット力と決定力、さらに4月に行われたパナソニックレディース以降、優勝1回、トップ10入り11回、予選落ちなしと、いつ2勝目がきてもおかしくないほどのプレーを続けている。

小祝が今回優勝すれば、史上25人目の生涯獲得賞金6億円にも到達する。連覇の多いスタンレーレディスなら可能性は十分だろう。昨年制したコースで6億突破なるか注目だ。

(※)トータルドライビングの順位とパーオン率の順位を足したスタッツ。トータルドライビングとはドライビングディスタンスの順位とフェアウェイキープ率の順位を足したスタッツ

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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)