全豪オープン、開催期間を拡大し15日間に 全豪オープンは10月3日、来年に開催される同大会を初めて日曜日に開幕することを発表。試合の長時間化により深夜まで試合が及ぶことを抑えるためで、選手とファンに…

全豪オープン、開催期間を拡大し15日間に
全豪オープンは10月3日、来年に開催される同大会を初めて日曜日に開幕することを発表。試合の長時間化により深夜まで試合が及ぶことを抑えるためで、選手とファンにとってメリットを享受できるとした。

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今年の全豪オープン4日目にはデイセッションが長引いたことで、ナイトセッション第2試合のアンディ・マレー(イギリス)とタナシ・コキナキス(オーストラリア)の試合は、午後10時20分ごろに始まり、終わったのは翌日の午前4時すぎ。

「誰にとって有益なのか。僕の子供がボールキッズで朝5時に帰ってきたら親としては怒るよ。子供たちや審判、関係者、ファン、選手のためにならない」とマレーは不満を漏らしていた。

だが、全豪オープンもついに変わる。10月12日のチケット発売に先立ち、大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏は、「選手やファンからの声に耳を傾け、スタジアムコートでの公平なスケジュールを提供し、終了時刻が遅くなることを最小限に抑える解決策を提供できることをうれしく思う」とコメント。

試合時間が長くなったというデータもあり、大会日程を1日増やした日曜日に開幕することで、ファンや選手にとってもスケジューリングがしやすくなるとして、1回戦は2日ではなく3日かけて実施。「毎年、我々はファンに新しく、エキサイティングだと感じてもらえるようなイベントを提供するために努力している。今回も1月に開催される世界最大のスポーツイベントを成長させる機会となる」とタイリー氏は付け加えた。

また、ロッド・レーバー・アリーナとマーガレット・コート・アリーナのデイセッションで行われる試合数を3試合から2試合に変更。ジョン・ケイン・アリーナは変わらず、3つのスタジアムでの試合数は47から52に増えるとした。

来年の全豪オープンは1月14日に開幕し、28日に閉幕する。