1日、阪神競馬12Rで行われた3歳上2勝クラス(ダ1400m)をマイネルプロンプト(セ11、栗東・坂口智康厩舎)が勝利し、JRAの最高齢平地勝利記録を更新。実に約4年半ぶり、平地に限れば約7年ぶりの白星となり、古豪健在をアピールした。 …

 1日、阪神競馬12Rで行われた3歳上2勝クラス(ダ1400m)をマイネルプロンプト(セ11、栗東・坂口智康厩舎)が勝利し、JRAの最高齢平地勝利記録を更新。実に約4年半ぶり、平地に限れば約7年ぶりの白星となり、古豪健在をアピールした。

 JRAの最高齢勝利および最高齢重賞勝利は豪州調教馬のカラジで、07年・中山GJを12歳時に制している。日本調教馬では22年・中山GJを制覇したオジュウチョウサンで11歳。前述のマイネルプロンプトは障害を含めても史上2位タイとなる。なお、JRAの平地重賞では10歳が最高齢で2頭。08年・小倉大賞典をアサカディフィート、12年・ステイヤーズSをトウカイトリックが制している。

 地方競馬に目を向けるとまだまだ凄い記録が並び、国内最高齢勝利記録は高知のオースミレパードで16歳5カ月。同馬は現役最終年となった07年に4勝を挙げる活躍だった。地方重賞では道営のオースミダイナーが01年・エトワール賞を13歳時に制覇。同馬は12歳(旧13歳)で00年・北海道スプリントCも制しており、ダートグレード競走の最高齢勝利記録も保持している。

 最後に最高齢出走記録をご紹介したい。JRAではミスタートウジンの14歳(旧15歳)だが、地方競馬では名古屋の“現役馬”ヒカルアヤノヒメ。なんと現在19歳で、ウオッカやダイワスカーレットと同世代にあたる。9月19日の金沢・敬馬賞に出走を予定していたが、枠順確定前に残念ながら回避。今年4月以降は出走が無く、復帰が待ち遠しい。

 調べてみるとマイネルプロンプト以外にも、まだまだ古豪の活躍があった。ベテランの各馬は1日でも長く、そして無事に現役生活を続けてほしいところだ。

(地方競馬の記録は1973年4月以降)