良血のボンドガール(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)がサウジアラビアロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。  ボンドガールは父ダイワメジャー、母コーステッド、母の父ティズウェイの血統。母は16年のBCジュヴェナイル…

 良血のボンドガール(牝2、美浦・手塚貴久厩舎)がサウジアラビアロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。

 ボンドガールは父ダイワメジャー、母コーステッド、母の父ティズウェイの血統。母は16年のBCジュヴェナイルフィリーズターフの2着馬。半兄のダノンベルーガは昨年の共同通信杯の覇者で、今年のドバイターフでも2着の実績がある。馬主はサイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏。22年のセレクトセールにて2億3100万円で落札された。

 前走の新馬戦(東京芝1600m)は3番手から抜け出し、1分34秒6の超好時計勝ち。何よりすごいのは、当時の2〜6着馬が全て勝ち上がっていること。2着のチェルヴィニアは続く未勝利を1秒差で圧勝。3着のコラソンビートはダリア賞、6着のキャットファイトはアスター賞を制している。

 キャリア1戦での重賞挑戦となるが、サウジアラビアRCは6年連続で前走新馬戦勝ちの馬が勝利している。ここを勝って年末のGI、そして来春のクラシックに弾みをつけるか。新コンビとなる川田将雅騎手の手綱捌きにも注目したい。