ブリンソンの度重なるボーンヘッドは注目を集めた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 現在4位の巨人は残…

ブリンソンの度重なるボーンヘッドは注目を集めた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 現在4位の巨人は残り2試合となった。10月3日の中日戦(バンテリン)には赤星優志が先発予定。9月21日の阪神戦では自己最長となる8回無失点で4勝目を飾った右腕がシーズン最終登板となる試合でどんなピッチングを見せるのかも注目となりそうだ。

【動画】これぞブリンソン劇場!8月13日のDeNA戦、初回に石田から来日初の満塁弾を放ったシーン

 一方、2年連続Bクラスとなったチームをめぐっては球界内からも様々な敗因分析の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は2日に自身のユーチューブチャンネルを更新。その中で2年連続Bクラスとなった巨人について語っている。

 毎月更新している「月間監督総評」の中で、今シーズンの巨人の戦いぶりについて振り返った同氏は「なんとなく、ゲームの運びが重いというか」として、その理由については「ホームランが出た時にはパンパンといくんだけれど、春先に考えていたことと照らし合わせた時には全く違う構想になっちゃったと思う」と誤算があったとした。

 実際に春季キャンプを取材に訪れた際に原辰徳監督から話を聞いていたという同氏は、当初の構想から外れた点として、想定していなかった故障者の問題、シーズン通して固定できなかった1番打者の問題などを指摘した。

 「構想とすれば、1、2番に足を使えてという選手を置きたかったんだろうけども、思惑が全然、どんどんどんどん外れていく」と当初はしっかり足を使った機動力野球も構想に入っていたものの、対象の選手が満足に出場を果たせなかったことで、シーズン終盤には1番打者として、ベテランの長野久義に頼らざるをえなかったとした。

 誤算は助っ人起用に関してもあった。「9月は勝負の月だったから、例えばブリンソンが横浜スタジアムではいい、DeNA戦で高打率を残している。でも使い切れないということはそれだけ信頼度が薄いということ」とコメント。

 今季から加入したルイス・ブリンソン外野手はときに勝負強い打撃も見せながら、シーズン通して走塁ミスや守備難など課題が解消されなかったこともチームには痛手となった。入団当初は走攻守に優れた1番打者タイプとして期待されていただけに、センターラインを固定できなかったことも傷口を広げた。

 対DeNAには相性の良さも示し、シーズン順位が決まる大事な戦いの9月24日からの3連戦(横浜スタジアム)では、初戦にスタメン出場し先制の犠飛を放つなどの活躍もありながら、2戦目、3戦目ではともにスタメンから外れていた。勝負どころで首脳陣の信頼を得ることができなかったと見られている。

 最後に高木氏はチーム全体について「信じられる選手、頼りにしている選手というのが、(原監督も)口では全員というかもしれないけども、ちょっと心細かったのではないだろうかということが言えると思う。苦しかったと思うよ」と原監督の心情を推し測った。

 V奪回を目指して戦った指揮官、ナインの願いは叶わなかった。常勝軍団において2年連続Bクラスの十字架は重いものとなってのしかかる。この屈辱を忘れずに、来季こそ巻き返しを図れるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】誰も知らない坂本勇人伝説 「出場意思を確認すると…」かつての首脳陣が語った背番号6の姿とは

【関連記事】「名前が挙がることは非常に光栄」永遠の有力候補 江川卓氏が巨人の監督問題に答える

【関連記事】「ショートで2000試合出場はすごい」宮本慎也氏、鳥谷敬氏が認める「現役最強遊撃手」とは