ENEOSサンフラワーズ加入2年目の長岡萌映子が9月30日、都内で行われた「第25回Wリーグ開幕会見」に出席。1999年のリ…

 ENEOSサンフラワーズ加入2年目の長岡萌映子が9月30日、都内で行われた「第25回Wリーグ開幕会見」に出席。1999年のリーグ名称変更後だけで17度(※日本リーグ時代含めると通算23度)の優勝を誇る名門サンフラワーズの“強さ”について語った。

 ENEOSは2021-22シーズンにプレーオフ準決勝で敗れ、プレーオフ決勝進出記録が15年連続でストップ。王座奪還を目指した昨シーズンはレギュラーシーズン4位でプレーオフ進出を果たすと、同5位の富士通レッドウェーブ、同1位のデンソーアイリスを撃破。トヨタ自動車アンテロープスと対戦したファイナルでは初戦を落としながらも逆転2連勝で頂点へと上り詰めた。

 2012年に札幌山の手高校からWリーグ入りし、富士通、トヨタ自動車、ENEOSと渡り歩いてきた長岡は、「昨シーズン1年やって感じたのはやっぱり勝負強い」と、ENEOS加入1年目に感じた率直な印象を明かし、「なんか上手くいってないけど大丈夫?っていうときでも、最後には意地を見せてくる。皇后杯やプレーオフで先に1敗してもみんなの気合いが違うというか、これが今まで勝ってきた理由かなと思いました。そこは今年もあるんじゃないですかね」と受け継げれてきた“勝者のメンタリティー”についても語った。

 一昨シーズンまで対戦相手としてENEOSと対峙してきた長岡にとっては、「練習は逆に『これで大丈夫?』って思うときもある(笑)」というが、「気持ちの強さだったりはすごく感じます。11連覇を経験してきた渡嘉敷(来夢)選手や岡本(彩也花)選手、今だったら宮崎(早織)もそういった部分に加わっているので、そこの強さはすごいなと思います」と、サンフラワーズの歴史を積み上げてきた生え抜きの主力選手についても言及。「そこに星(杏璃)とか高田(静)とか中田(珠未)とか、みんな加勢していくというのがENEOSの図なんじゃないかな」と続けた。

 今夏は奥山理々嘉(日立ハイテククーガーズ)と林咲希(富士通レッドウェーブ)が退団したものの、ベテランを中心に「どれだけ上手くいってなくてもやりきる」というENEOSを支えるメンタリティーは不変。2年連続24回目のリーグ制覇と皇后杯11連覇の2冠達成へ走り出す。

 Wリーグは10月14日(土)に全14チーム同日開幕。ENEOSは同日12時00分から秋田県立体育館でプレステージ・インターナショナル アランマーレと対戦する。

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