今週から秋の東京開催がスタート。土日月の3日間開催となる。メイクデビューは計7鞍が組まれており、この開催を目標にしていた素質馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか注目だ。 【10月7日(土) 東京芝1800m】 ◆トライデントスピア(牡…

 今週から秋の東京開催がスタート。土日月の3日間開催となる。メイクデビューは計7鞍が組まれており、この開催を目標にしていた素質馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか注目だ。

【10月7日(土) 東京芝1800m】

◆トライデントスピア(牡、父ダイワメジャー、母アンフィトリテII、美浦・田中博康厩舎)

 母は豪G1馬(MRC1000ギニー)。この馬が初仔になる。一族にも豪G1馬が並ぶ。「体力的には十分。まだ前向きさに欠けるところが課題だけど、能力は感じる。現状では中距離が良さそう。まずは1800mで見てみたいと思います」と田中博康調教師。鞍上は川田将雅騎手が予定されている。

【10月8日(日) 東京芝2000m】

◆グラウンドビート(牡、父ロードカナロア、母ダンスファンタジア、美浦・田村康仁厩舎)

 ダンスインザムード(GI・2勝=桜花賞、ヴィクトリアマイル)の孫にあたる。ファルブラヴ産駒の母はフェアリーSの勝ち馬。現3歳の半姉にヒップホップソウル(フラワーC2着、紫苑S2着)がいる。「いい背中をしている。跳びも大きく、広いコースが合うと思う。穏やかな性格で長めの距離が良さそうです」と高木調教助手。鞍上は川田将雅騎手が予定されている。

◆シャンパンマーク(牡、父キズナ、母メモリアルライフ、美浦・蛯名正義厩舎)

 現3歳の半兄に今春のNHKマイルCを制したシャンパンカラーがいる。「操作性が良く、気持ちの強さもある。調教では折り合いもついているし、距離には融通が利きそうです」と蛯名正義調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

◆マイネルレグルス(牡、父スクリーンヒーロー、母マイネテレジア、美浦・手塚貴久厩舎)

 半姉にユーバーレーベン(オークス)、半兄にマイネルファンロン(新潟記念)がいる。「まだ緩いけど、いい走り方をするし、お姉ちゃんに似た感じもある。血統的にも体形的にも長めの距離がいいと思います」と手塚貴久調教師。鞍上は横山武史騎手が予定されている。

【10月9日(月) 東京芝1600m】

◆アンドアイラヴハー(牝、父ノーネイネヴァー、母キャントバイミーラヴ、美浦・田村康仁厩舎)

 祖母のTogetherは米G1馬(クイーンエリザベス2世チャレンジカップS)。いとこにはアグリ(阪急杯)がいる。「手先も軽いし、いいスピードがありそう。追い切りも楽な手応えで動けている。芝向きのマイラーとして楽しみです」と高木調教助手。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)