北朝鮮とのタフなゲームを制した日本の面々。(C)Getty Images“アジアの頂点”を巡る争いで起きた前代未聞の騒動…

北朝鮮とのタフなゲームを制した日本の面々。(C)Getty Images

“アジアの頂点”を巡る争いで起きた前代未聞の騒動が波紋を呼んでいる。物議を醸しているのは、現地10月1日に中国・杭州で開催されたアジア大会の男子サッカーでの一幕だ。

 準々決勝で北朝鮮代表と対戦した日本代表が2-1で勝利した試合は、文字通りの大荒れの展開となった。

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 そもそもイエローカード6枚が提示される荒れ模様だったのだが、とりわけ目立ったのは北朝鮮側の“ラフプレー”だ。1-1で迎えた72分には給水をしていた日本選手が手にしていたボトルを、DFのキム・ユソンが強奪。これに日本側のスタッフが驚くと、左拳を振り上げて威嚇した。

 さらに78分に松村優太が決めたPKで日本が勝利した試合後には、複数人の選手が審判団の下へ詰め寄り、怒りの形相で罵るように振舞った。この前代未聞の光景に日本の選手たちも思わず戸惑いの表情を浮かべるしかなかった。

 異様な振る舞いは日本のSNSでもトレンド入りするなど物議を醸した。元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏は、試合後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「アジア大会のサッカー北朝鮮戦。勝利したものの北朝鮮の、明らかに怪我を狙った酷いプレーをレフェリーが見逃し続けた。FIFAレフェリーとはとても信じられない」と怒りを露わにした。

「日本選手が大怪我しないかを心配しながら見ていた。試合終了後もレフェリーに突っかかっていたが何らかの処罰が課せられるべき行為だった」

 試合中のラフプレーなど含め、前代未聞の振る舞いを見せ続けた北朝鮮。この難敵とのタフな戦いを制した日本は、現地10月4日にイラン代表を破った香港代表と決勝進出を懸けて戦う。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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