第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州>9月30日、男子シングルス準々決勝で張本智和(20=智和企画/世界ランク4位)がチャン・ウジン(28=韓国/同13位)にゲームカウント3-4で敗れた。昨年、国際大会WT…

第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州>

9月30日、男子シングルス準々決勝で張本智和(20=智和企画/世界ランク4位)がチャン・ウジン(28=韓国/同13位)にゲームカウント3-4で敗れた。

昨年、国際大会WTTのシングルスで2勝した韓国のエースに対し、張本は過去4勝2敗。日本男子で最後に残された張本に、今大会の男子唯一のメダル獲得がかかる。

張本はラリーで先にフォア側を突いてまずリードし、終盤はバック側いっぱいにボールを送りチャンの回り込みを防いで11-8で先制。次も10-10からカウンター2本で12-10とした張本がゲームを連取する。

張本は早いタイミングで広角に攻め、チャンに強打を打たせない。第3ゲームは7-1から7-6まで猛追されるが、チキータも決めて11-8と奪う。だが4ゲーム目は攻められる展開になり9-11で落とす。

第5ゲーム序盤は張本はブロックから連続得点してリードするが、終盤でフォア強打を連発したチャンに並ばれ10-10に。さらに15-15の場面で張本がメディカルタイムアウトを取り、試合に戻るが17-19で接戦を落とす。

その後も何度も屈伸をして脚を気にする張本は、6ゲーム目は力なく4-11で落とす。

それでも最終第7ゲームはプレーを続行し、極力足を動かさずにブロック・ツッツキ主体で対抗。一時5-3とリードするも、チャンにコースを突かれ8-11と逆転で落として敗れた。

終盤は足が満足に動かなくなった張本は、2010年広州大会での水谷隼以来の同種目のメダルを逃した。


<アジア競技大会 男子シングルス準々決勝>
張本智和 3-4 チャン・ウジン(韓国)
11-8/12-10/11-8/9-11/17-19/4-11/8-11