現地時間10月1日(日)、フランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(3歳上牡牝・仏G1・芝2400m)で、今年の仏ダービーを制したエースインパクト(Ace Impact、牡3、仏・JC.ルジェ厩舎)が無敗での戴冠を狙う。  エー…

 現地時間10月1日(日)、フランスのパリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(3歳上牡牝・仏G1・芝2400m)で、今年の仏ダービーを制したエースインパクト(Ace Impact、牡3、仏・JC.ルジェ厩舎)が無敗での戴冠を狙う。

 エースインパクトは父Cracksman、母Absolutly Me、母の父Anabaa Blueという血統。

 今年1月、カーニュシュルメール競馬場の未勝利戦でデビューし、後続に3馬身半差をつける圧勝劇でキャリアをスタート。4月にボルドールブスカで行われた条件戦、5月にリステッドのシュレンヌ賞も勝利して、無傷の3連勝で仏ダービー(ジョッケクルブ賞、仏G1)に挑んだ。

 同競走では、直線半ばでも最後方を追走していたが、進路を確保すると目の覚めるような末脚を披露。あっという間に各馬を差し切り、後続に3馬身半差という決定的な着差を付けて頂点に立った。勝ちタイムの2分2秒63はレコードで、ただただ圧巻の内容だった。

 その後ギヨームドルナノ賞(仏G2)も勝利して、デビューからの連勝は「5」に伸びている。無敗での凱旋門賞制覇となれば、13年トレヴ(Treve)以来の快挙。通算6000勝以上を挙げる名伯楽JC.ルジェ師が送り込む最強馬候補が、日本馬スルーセブンシーズの前に高い壁となって立ちはだかる。