クロアチア・ウマグで開催されている「クロアチア・オープン・ウマグ」(ATP250/本戦7月17~7月23日/賞金総額48万2060ユーロ/クレーコート)のシングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の地元選手、イバン・ドディ…

 クロアチア・ウマグで開催されている「クロアチア・オープン・ウマグ」(ATP250/本戦7月17~7月23日/賞金総額48万2060ユーロ/クレーコート)のシングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の地元選手、イバン・ドディグ(クロアチア)が第1シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を7-5 6-3で下す番狂わせを演じ、準決勝に進出した。

 ドディグは大会前、主にダブルスに集中していたために、2016年6月から一度もATPツアーのシングルス本戦で勝利を収めていない状態だった。

 シングルス・ランキング412位、ダブルス・ランキング7位の彼は、2011年ザグレブ優勝以来となるキャリア2度目のシングルスのツアー・タイトルを狙っている。

 世界14位のゴファンにとって、この大会は、全仏オープンで被った足首の故障からの復帰戦でもあった。全仏でボールを追ってコート後方に走った際に、フェンス下のカバーに足を取られて転び、故障したゴファンは、このケガのため、グラスコート・シーズン全体をスキップすることを強いられた。

 ドディグは次の準決勝で、ラッキールーザーのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。19歳のルブレフは、前年度覇者で第3シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)に6-7(5) 6-2 7-6(2)で競り勝った。

 一方、第4シードのパオロ・ロレンツィ(イタリア)は、1セットダウンから挽回し、第8シードのイリ・ベセリ(チェコ)を1-6 7-5 6-3で倒した。ATP大会での対ベセリ戦で3連敗していたロレンツィにとって、これはベセリに対する初勝利だった。

 ロレンツィは、同胞対決となる準決勝で、アレッサンドロ・ジャンネッシ(イタリア)と対戦する。ジャンネッシはこの日の準々決勝で、ロジェリオ・ドゥトラ シルバ(ブラジル)6-7(3) 6-2 7-5で倒し、勝ち上がった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「クロアチア・オープン・ウマグ」(クロアチア・ウマグ)の準々決勝で敗れた第1シードのダビド・ゴファン(全仏オープンでのもの)

Photo:PARIS, FRANCE - MAY 29: David Goffin of Belgium plays a backhand during the mens singles first round match against Paul-Henri Mathieu of France on day two of the 2017 French Open at Roland Garros on May 29, 2017 in Paris, France. (Photo by Adam Pretty/Getty Images)