アメリカ・ニューポートで開催されている「名誉の殿堂オープン」(ATP250/7月17~23日/賞金総額53万5625ドル/グラスコート)のシングルス準決勝で、トップシードのジョン・イズナー(アメリカ)がビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)を…

 アメリカ・ニューポートで開催されている「名誉の殿堂オープン」(ATP250/7月17~23日/賞金総額53万5625ドル/グラスコート)のシングルス準決勝で、トップシードのジョン・イズナー(アメリカ)がビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)を6-2 6-4で下し、決勝に駒を進めた。彼はこのグラスコート大会で、3度目のタイトルに挑むことになる。

 ビッグサーブが武器のイズナーは、2011年と12年にここニューポートで優勝している。彼は決勝で、予選から勝ち上がったマシュー・エブデン(オーストラリア)と対戦する。エブデンは準決勝で、ペーター・ゴヨブチック(ドイツ)を6-3 6-3で倒した。

「ニューポートには、素晴らしい思い出がある」とイズナー。「ときに、過去にここで多くの試合に勝っていると自覚していることが、助けになるんだ。僕はかなりよい心的態度を持って、この大会にやってきた」。

 イズナーは15本のサービスエースを決め、一度もブレークポイントに直面しなかった。

「事はいい具合に進んだし、かなりいい試合だった。サーブはよかったし、試合でいいスタートを切ることができた。ごく序盤から、僕は主導権を握っていた。わずか1時間余りでコートから去ることができて、満足だよ」とイズナーは試合を振り返った。

 一方エブデンは、キャリア初のATPツアー決勝に進出した。

「すごく素敵なことだ」とエブデンは言った。「初めて決勝に至ることができ、すごく嬉しいよ。ここ6ヵ月、僕は自分のテニスの強化に努めてきた。このグラスコートでのプレーはいいね。この上なく幸せだよ。ただ勝つというだけでなく、これだけ多くの試合でプレーできるということが。ここ6、7年、僕はここで、いくつかのいい成績を挙げてきた」(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「名誉の殿堂オープン」(アメリカ・ニューポート)で予選から勝ち上がり、キャリア初のATPツアー決勝に進出したマシュー・エブデン(全豪オープンでのもの)

Photo:MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 13: Matthew Ebden of Australia plays a forehand in his 2017 Australian Open Qualifying match against Evgeny Donskoy of Russia at Melbourne Park on January 13, 2017 in Melbourne, Australia. (Photo by Robert Prezioso/Getty Images)