9月28日(現地時間27日、日付は以下同)。NBAで超大型トレードが合意に達したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウス…

 9月28日(現地時間27日、日付は以下同)。NBAで超大型トレードが合意に達したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。

 この日報じられたのはミルウォーキー・バックス、フェニックス・サンズ、ポートランド・トレイルブレイザーズによる3チーム間トレードで、7月上旬にブレイザーズへトレードを要求していたデイミアン・リラードが、バックスへ移籍することに。

 10月4日のトレーニングキャンプ開始まで1週間を切った時期に合意と報じられた3チーム間トレードは下記のとおり。

■バックス、サンズ、ブレイザーズの3チーム間トレード詳細


<バックス獲得>

デイミアン・リラード(ガード/←ブレイザーズ)


<サンズ獲得>

ユスフ・ヌルキッチ(センター/←ブレイザーズ)

グレイソン・アレン(ガード/←バックス)

ナシール・リトル(フォワード-ガード/←ブレイザーズ)

キーオン・ジョンソン(ガード/←ブレイザーズ)

<ブレイザーズ獲得>

ドリュー・ホリデー(ガード/←バックス)

ディアンドレ・エイトン(センター/←サンズ)

トゥマニ・カマラ(フォワード/←サンズ)

2029年ドラフト1巡目指名権(←バックス)

2028、2030年のドラフト指名交換権(←バックス)

 このトレードで、2021年の王者バックスはビッグ3の一角ホリデー、さらにはアレンという先発バックコート陣を放出。ドラフト指名権と指名交換権も手放したとはいえ、リラードという現役最高級のスコアリングガードの獲得に成功。

 これでリラードはヤニス・アデトクンボというリーグベストプレーヤーの1人と評されるビッグマンとのスーパーデュオを形成することとなった。なお、このチームにはクリス・ミドルトン、ブルック・ロペス、ボビー・ポーティス、マリーク・ビーズリー、ジェイ・クラウダーもいるため、依然として豪華戦力となっている。

 サンズは先発センターのエイトンと新人カマラを手放し、ビッグマンのヌルキッチをはじめ、アレン、リトル、ジョンソンを獲得。デビン・ブッカー、ケビン・デュラント、ブラッドリー・ビールというビッグ3を擁するチームの選手層は厚みを増した。

 ブレイザーズは在籍11シーズンのリラードを筆頭に、ヌルキッチ、リトル、ジョンソンを放出も、ホリデー、エイトン、カマラにドラフト指名権を手に入れた。

 レギュラーシーズン開幕まで1カ月を切った時点で合意と報じられた3チーム間の大型トレード。リラード、ホリデー、エイトン、ヌルキッチ、アレンという先発級5選手が絡んだ動きによって、今シーズン開幕がますます待ち遠しくなったと言えるだろう。

【動画】昨シーズンにリラードが決めた3ポイントシュート集はこちら!