2020年11月24日(現地時間23日、日付は以下同)に成立した4チーム間トレードで、ドリュー・ホリデーはニューオーリンズ・…

 2020年11月24日(現地時間23日、日付は以下同)に成立した4チーム間トレードで、ドリュー・ホリデーはニューオーリンズ・ペリカンズからミルウォーキー・バックスへ移籍し、昨シーズンで在籍3年目を終えた。

 バックスはヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトンにホリデーというビッグ3を形成し、2020-21シーズンにリーグ制覇を達成。昨シーズンはプレーオフ1回戦で姿を消したとはいえ、レギュラーシーズンでリーグベストの58勝24敗をマークしていた。

 今シーズンもバックスは覇権争いへ参戦可能な豪華戦力を誇っており、3シーズンぶり球団史上3度目の王座獲得も決して不可能ではない。ただし、ホリデーは来シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば今シーズン終了後(2024年夏)に制限なしFA(フリーエージェント)になることができる。

 もっとも、33歳のベテランガードにはミルウォーキーを離れる気がなさそうだ。9月27日に地元メディア『Milwaukee Journal Sentinel』へ公開された記事のなかで、延長契約を結ぶことについてこう口にしていた。

「ぜひともそうしたいね。それに、僕はここで(タイトルを)勝ち取る前に、ずっとバックでいたいと言っていたと思う。心底そう思っているんだ。僕はほかのチームではプレーしたくない。僕らにはバックスというチームと組織で素晴らしいことをやり続けるチャンスがあると見ている。だから僕はミルウォーキーにいたいんだ」

 ホリデーという攻防両面に秀でたベテランガードの存在は、バックスにとって重要であり、アデトクンボが延長契約を結ぶうえでも大きなポイントとなる。今シーズンが本格的に始動する前の段階で、ホリデーがバックスに残りたいと発言したことは、チームとアデトクンボにとってもポジティブな効果を与えることになるのではないだろうか。