【MLB】エンゼルス−レンジャーズ(9月26日・日本時間27日/アナハイム)  大谷翔平投手が所属するエンゼルスとレンジャーズの1戦での中継で、「アベマ解説陣が選ぶ!大谷翔平ベストホームラン」の企画が行われた。この日は、元中日〜ブレーブスで…

【MLB】エンゼルス−レンジャーズ(9月26日・日本時間27日/アナハイム)

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスとレンジャーズの1戦での中継で、「アベマ解説陣が選ぶ!大谷翔平ベストホームラン」の企画が行われた。この日は、元中日〜ブレーブスで活躍した野球解説者の川上憲伸氏が登場。川上氏が選んだのは6月14日(日本時間15日)のレンジャーズ戦で大谷が放った21号だった。 

【映像】川上憲伸が選んだ大谷のベストHR

 この1発は、6月に行われたレンジャーズと4連戦で4本塁打を放ったうちの1本。9回1死二塁の場面で左中間へ運んだ138メートルの特大の1発だった。川上氏は今季大谷のホームランが増えた要因について、「シーズン途中からいい意味で強引さが出てきた。ホームラン狙いのスイングが増えた」と振り返る。その中で、「この2日前にも左中間に19号を打っているが、この21号は左投手から真ん中の球を狙って逆方向に打ったことに驚いた」とパワフルな1発だったと言及。「引っ張ろうと思えば引っ張れたボールをあえて逆方向、左中間の一番深いところへ」と“ベストホームラン”に選出した理由を明かした。

 さらに川上氏は「打った瞬間にバットを軽く投げる余裕も見せた」と投手の立場だと“やられた”と感じる1発だったと振り返る。逆方向の一番深いところに、打った瞬間に確信歩き&バットフリップする大谷を評して「そんなバッターは見たことない」と興奮気味に語った。なお、この21号は打球速度186.8キロで、左打者が逆方向に放ったホームランとしては計測史上最速をダントツで更新する打球だった。

 来季の大谷に期待することを聞かれた川上氏は、「これ以上ないでしょ」と笑いながら、来季打者に専念すれば本塁打70本、50盗塁、三冠王を狙えるだろうと予想した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)