女子日本代表　フルセットの末にブラジルに敗れパリオリンピック出場権獲得は持ち越し

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　バレーボールのFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023に出場している女子日本代表は、9月24日（日）に国立代々木競技場第一体育館（東京都）での最終戦で、ブラジルと対戦し、フルセットの末に敗れた。日本は大会を3位で終え、パリオリンピック出場権の獲得はならなかった。

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　トルコ戦では1セット目を奪うも惜しくも逆転で敗れ、今大会初黒星を喫した日本は、同じくトルコに敗れここまで5勝1敗のブラジルと対戦。今大会は上位2チームにパリオリンピックの出場権が付与されるが、試合開始前時点でトルコの1位が確定。勝利した方が残りの1枠を獲得できる状況だった。

　第1セット、序盤はブラジルに先行されるが、連続ブレイクから古賀紗理那主将のサービスエースで同点に追いつく。中盤に連続失点しリードを奪われたあと、関菜々巳のサービスエースや林琴奈のスパイクなどで追い上げて21-21の同点とするが、わずかに及ばずセットを失った。

　第2セットは序盤、山田二千華のサーブから渡邊彩のブロックや古賀主将のスパイクなど6連続得点でリードを奪う。中盤にも井上愛里沙のサービスエースなどでさらにリードを広げたが、そこからブラジルの追い上げもあり20-20の同点に追いつかれる。それでも22-22から日本が抜け出すと、最後は山田のサービスエースでセットを奪い返した。

　第3セットは終盤までお互いに譲らずサイドアウトを取り合う展開。山田のサービスエースなどで抜け出すも、追いつかれジュースにもつれ込むと、最後はブラジルに押し切られセットを失った。

　後がなくなった第4セットは、序盤に渡邊のブロックなどで先行。中盤にも再び渡邊がブロックを決めるなどしてリードを広げ、終盤にはリリーフサーバー和田由紀子と関がサービスエースを決め、再びセットを奪い返した。

　迎えた最終セットは序盤にブラジルに先行を許すが、石川真佑の連続得点などで追い上げる。山田のサーブから渡邊がスパイクを決め10-10の同点に追いついたが、逆転はかなわず敗れた。

■FIVB パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023

第7戦

日本 2-3 ブラジル

（21-25,25-22,25-27,25-15,10-15）

■日本の第1セットスターティングメンバー

井上、山田、林、古賀、渡邊、関、リベロ福留

■日本のトップスコアラー（上位3人）

林　　18得点（アタック17得点、ブロック1得点）

古賀　18得点（アタック14得点、ブロック3得点、サーブ1得点）