第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州> 9月24日、男子団体準々決勝で日本(世界ランク3位)がイラン(同27位)にマッチカウント0-3で敗れた。相手は世界卓球2022の初戦でも戦い、見た目の世界ランク以上の…

第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州> 9月24日、男子団体準々決勝で日本(世界ランク3位)がイラン(同27位)にマッチカウント0-3で敗れた。

相手は世界卓球2022の初戦でも戦い、見た目の世界ランク以上の強さで日本を苦しめたイラン。

第1試合は、エース・張本智和(智和企画/世界ランク4位)がアラミヤン兄弟の弟・ニマ(同208位)と対戦した。第1ゲームは序盤リードされるも、11-8と逆転で先制する。

だが2ゲーム目はチキータつぶしのYGロングサーブを打てず5-11で落とし、次もフォアの調子が悪く7-10と追い込まれるが、粘って17-15と逆転で奪取。

第4ゲームはフォアを攻められ6-11で失い、最終ゲームも大接戦。ブロックとツッツキで我慢の卓球をする張本だが、ロングラリーをことごとく取ったニマに14-16で奪われ、世界208位に金星を許した。

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第2試合は全日本王者・戸上隼輔(明治大学/同41位)とノシャド・アラミヤン(同53位)との一戦。第1ゲームは戸上がドライブで押し込み、11-6で先制する。

だが珍しい投げ上げYGサーブなど、ノシャドのトリッキーなサーブへの対応に苦慮し、戸上は続く2ゲームを8-11、6-11で失う。4ゲーム目はフォア側を攻めて13-11で取り返すが、最終ゲームはノシャドの強烈バックハンドに屈し8-11で敗れた。

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あとがない第3試合、吉村真晴(TEAM MAHARU/世界ランク79位)がホダエイ(同130位)と対戦。第1ゲームはここまでの悪い流れを断ち切るようなプレーで吉村が11-4で先制する。

だがサーブレシーブの強いホダエイに2ゲーム目は11-13で押し切られ、3ゲーム目は吉村が4-10から9-10まで迫るも9-11で逃げ切られる。

終盤で追い詰められた第4ゲームは吉村が11-9で辛くも制し、最終ゲームも10-8とリードするが、4連続失点で10-12となり敗戦した。

屈辱のストレート負けを喫した日本男子。2018年のジャカルタ大会に続き、2大会連続で団体でのメダルを逃した。

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<アジア競技大会 男子団体準々決勝>

日本 0-3 イラン
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
張本智和 2-3 ニマ・アラミヤン
11-8/5-11/17-15/6-11/14-16

<第2試合>
戸上隼輔 2-3 ノシャド・アラミヤン
11-6/8-11/6-11/13-11/8-11

<第3試合>
吉村真晴 2-3 ホダエイ
11-4/11-13/9-11/11-9/10-12

<第4試合>
張本智和 - ノシャド・アラミヤン

<第5試合>
戸上隼輔 - ニマ・アラミヤン

【大会名称】第19回アジア競技大会
【卓球競技 開催期間】2023年9月22日(金)~10月2日(月)
【会場】中国・杭州
【出場種目】
■男子団体(5名)
張本智和、吉村真晴、戸上隼輔、及川瑞基、松下大星

■女子団体(5名)
早田ひな、平野美宇、木原美悠、長﨑美柚、張本美和

■男子シングルス(2名)
張本智和、吉村真晴

■女子シングルス(2名)
早田ひな、平野美宇

■男子ダブルス(2組)
吉村真晴/戸上隼輔、及川瑞基/松下大星

■女子ダブルス(2組)
平野美宇/長﨑美柚、木原美悠/張本美和

■混合ダブルス(2組)
張本智和/早田ひな、戸上隼輔/木原美悠