男子テニスの珠海選手権(中国/珠海、ハード、ATP250)は22日、シングルス2回戦が行われ、第3シードのJ・シュトルフ(ドイツ)が世界ランク102位のC・ガリン(チリ)を6-3, 1-6, 6-4のフルセットで破り、今年6月のテラ・ウォ…

男子テニスの珠海選手権(中国/珠海、ハード、ATP250)は22日、シングルス2回戦が行われ、第3シードのJ・シュトルフ(ドイツ)が世界ランク102位のC・ガリン(チリ)を6-3, 1-6, 6-4のフルセットで破り、今年6月のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)以来の復帰戦で白星を飾ると共に初戦突破を果たした。これにより、第8シードの西岡良仁は準々決勝でシュトルフと対戦することが決定した。
>>西岡 良仁vsシュトルフ 1ポイント速報<<
今季、5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、ドクレー、ATP1000)ではラッキールーザーで本戦入りすると「ATPマスターズ1000」初の準優勝。その後、6月のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)でも準優勝を果たし、6月19日付の世界ランキングでキャリアハイの21位を記録した。
しかし、ボス・オープンの翌週大会となるテラ・ウォルトマンオープンで2回戦敗退となると腰の負傷によりツアーを離脱。男子プロテニス協会のATPはシュトルフのコメントを掲載し「その週の間、ダブルスでさらに痛みを感じた。ウィンブルドンに向けて注射を受けようと思い、医師の診察を受けた。でも、チャンスはないと言われた」と当時を振り返っている。
「もちろん、そこまでは素晴らしい1年だった。トップ150圏外からトップ30にこんなに早く上がれるとは思ってもみなかった。だから、受け入れるのはとても難しかった。いい成績を残してきたし、これらの大会では良いテニスができていると感じた。ウィンブルドンと全米オープンではシード権を得て出場できたが、欠場することとなりとても辛かった。チャンスを失ったのは悔しかったよ」
それでも復帰戦となった珠海選手権の2回戦ではガリンをフルセットの末に撃破。次戦は2回戦で世界ランク162位のL・ハリス(南アフリカ)をストレートで退けた同46位の西岡と対戦することが決定した。
西岡についてシュトルフは「彼は手ごわい相手だ。とても上手いショットと技術を持っている。走りも良いね。彼は非常に優れた選手なので、難しい試合になるだろう」と言及した。