■ノースブリッジ

今回と同条件で行われた2走前のAJCCでは、先行策から直線で力強く抜け出して重賞2勝目をマーク。スタートで他馬に触れ、やや遅れた発馬となったがすぐに盛り返すと、ヒートアップせず道中の折り合いもスムーズ。最後は後続に差を詰められたものの、着差以上に完勝だった。

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初のGI制覇がかかった前走の大阪杯。うまくダッシュを決めて5番手に収まり、直線でも最内を突いたが、そこからピリッとした脚が使えず、最後はなだれ込むように8着に敗れている。3走前の天皇賞・秋でも見せ場なく11着に敗れているように、GIではまだ荷が重いか。GIIのここに懸ける「本気度」はGI馬より上のはずだ。

今回は6カ月ぶりの久々だが、在厩で調整されている。馬が成長したことで気性も落ち着いてきているようで、これがレースでいい方向に出れば。さらに馬場が渋っても大丈夫なタイプで、稍重から重馬場は【3.0.1.0】。土曜の雨が残るようなら面白い存在になる。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。