【国際親善試合】日本代表8-0アルゼンチン代表(日本時間9月23日/北九州スタジアム) なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は9月23日に行われた国際親善試合でアルゼンチン女子代表と対戦し、長谷川唯の2ゴールなどで日本が8-0と大勝した…
【国際親善試合】日本代表8-0アルゼンチン代表(日本時間9月23日/北九州スタジアム)
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は9月23日に行われた国際親善試合でアルゼンチン女子代表と対戦し、長谷川唯の2ゴールなどで日本が8-0と大勝した。
8月に開催されたFIFA 女子ワールドカップで前回大会を超えるベスト8の成績を収めたFIFAランキング8位のなでしこジャパン。大会後初の国際強化試合で、同31位のアルゼンチンと対戦した。W杯で得点女王にも輝いた宮澤ひなたや、熊谷紗希、長谷川唯ら代表常連メンバーが名を連ねたほか、今年2月にアメリカのNWSLリーグに移籍を果たした三浦成美、ディフェンダーながらも高い得点力を武器とする宝田沙織が初招集となった。
対するアルゼンチンは、W杯終了後にキャプテンのエステファニア・バニーニが現役引退を発表し、そのほか主力の9名がメンバー外に。代わって現役大学生の若手選手を招集するなど、フレッシュな顔ぶれで日本との一戦に臨んだ。
試合は、立ち上がりから日本が敵陣内でボールを回し、試合の主導権を握る。すると2分、ペナルティエリア付近でバックパスのトラップミスを見逃さなかった田中美南がボールを奪って左足で冷静に流し込み、この試合のファーストシュートで難なく先制点を挙げた。さらに5分、左サイドから宮澤ひなたがクロスを上げると、ゴール前に走り込んだ田中が後ろから倒されてPKを獲得。これを長谷川唯がしっかりと決め、点差を2点に広げた。
その後も攻勢を強める日本は16分、左サイドから中に侵入した宮澤ひなたからのパスを、長野風花が右サイドにはたくと、抜け出した猶本光が鋭いシュート放ち枠内へ。惜しくもGKに阻まれたが、日本は多彩な攻撃パターンで相手ゴールを脅かしていく。
25分には左サイドの遠藤純からの折り返しを、高橋はながヘディングで押し込み追加点を決める。39分、後ろ向きでパスを受けた田中が反転し前線に送ると、パスを受けた長谷川が相手ディフェンスをかわして右足で蹴り込み4点目。日本が4-0と大きくリードして試合を折り返した。
ハーフタイムに日本は交代カードを切り、猶本に代わって右ウイングに杉田妃和、田中に代わって1トップに植木理子がピッチに立つ。しかし後半はややラインを下げたアルゼンチンを攻めあぐねる時間帯が続いた。
すると60分に日本は再びメンバー変更に踏み切り、清家貴子と林穂之香が投入されると、61分、熊谷の縦パスから、植木、林とボールがわたり、最後は清家が交代早々にネットを揺らす。さらに66分には自陣内から清家貴子がロングボールを送ると、裏に抜け出した杉田妃和がGKとの1対1を制し、6点目をマークした。
77分には植木がボックス内の競り合いで倒されて、日本がこの試合2本目のPKを獲得。植木が自分でこのチャンスを活かしてネットを揺らし7点目を挙げ、試合終了間際には清家のループシュートも決まって試合は終了。パリ五輪出場に向けた大事な強化試合で結果を残した。
(ABEMA/国際親善試合)