オールカマーに17年ぶり地方馬参戦かつては「南関東三冠馬」や「栃木の怪物」など“地方の雄”が多数出走

　9月24日(日)に中山競馬場で行われるオールカマー(3歳上・GII・芝2200m)に、兵庫からチェスナットコート(牡9、兵庫・田中一巧厩舎)が出走予定。地方馬の参戦は06年のコスモバルク以来、17年ぶりとなる。　オールカマーは86年か…

　9月24日(日)に中山競馬場で行われるオールカマー(3歳上・GII・芝2200m)に、兵庫からチェスナットコート(牡9、兵庫・田中一巧厩舎)が出走予定。地方馬の参戦は06年のコスモバルク以来、17年ぶりとなる。

　オールカマーは86年から94年まで、「地方競馬招待競走」として行われていた。ジャパンC出走を目指す地方馬同士の争いも注目を集め、86年に愛知のジュサブロー、91年には大井のジョージモナークが勝利。その後、95年に地方・中央の交流が強化され、地方馬が出走できるレースが増えたことで招待競走としての役割は終えている。

　前述した各馬のほかにも、牝馬ながら南関東牡馬三冠を達成したロジータや、中央の芝・ダート双方で好走した笠松のトミシノポルンガ、交流重賞9勝を挙げた怪物アブクマポーロなどが出走。招待競走でなくなったあとも、“栃木の怪物”ブライアンズロマンなどが強豪に挑んだ。

「地方馬×オールカマー」はオールドファンにとっては懐かしい響きでは無いだろうか。チェスナットコートにとっては厳しい相手にはなるが、健闘を期待したい。

■オールカマーに参戦した地方馬一覧
・06年
コスモバルク 2着

・03年
スプリングシオン 7着

・00年
ブライアンズロマン 7着
マキバスナイパー 9着

・97年
アブクマポーロ 8着

・96年
マキバサイレント 3着

・95年
アマゾンオペラ 8着

・94年
トミシノポルンガ 4着
ハセカツトップ 6着
ウィナーズステージ 8着

・93年
ハシルショウグン 2着
モガミキッカ 11着
ドラールオウカン 12着
ホワイトシルバー 13着

・92年
ジョージモナーク 5着
ハシルショウグン 6着
ボールドフェイス 12着
ハセノトライアン 13着
ショウモンライフク 14着

・91年
ジョージモナーク 1着
スイフトセイダイ 5着
タキノニシキ 11着
チヤンピオンスター 12着