【MLB】レイズ3−8エンゼルス(9月20日・日本時間21日/セントピーターズバーグ)  今季からエンゼルスに加入し、チームメートがホームランを打った際の“兜係”も務めたフィリップスが、レイズ時代に出会ったがん闘病中の少女とレイズの本拠地で…

【MLB】レイズ3−8エンゼルス(9月20日・日本時間21日/セントピーターズバーグ)

 今季からエンゼルスに加入し、チームメートがホームランを打った際の“兜係”も務めたフィリップスが、レイズ時代に出会ったがん闘病中の少女とレイズの本拠地で行われた試合で再会。ファンの感動を呼んでいる。

【映像】フィリップスがあの少女と感動の再会

 フィリップスがレイズに在籍していた昨年4月12日(日本時間13日)、幼い頃からがんを患い闘病を続けている少女がスタジアムに観戦に訪れた。フィリップスのファンだというその女の子は、フィリップスに幸運のブレスレットをプレゼント。するとその試合でフィリップスが特大のホームランを放ち、レイズが勝利する。試合後のインタビューでフィリップスは「人生で一番飛んだ打球だった。勇気のギフトをもらったんだ」と話すと、少女に「君のために打ったよ」とメッセージを届けていた。

 この日の試合中、中継では当時の映像が流れた後、その少女がこの日の試合にも観戦に訪れていることが紹介された。レイズのユニフォームを着ながらも少女は笑顔で「ブレット(フィリップス)イズ マイ エンジェル」と書かれたボードを掲げていた。また、試合前にフィリップスと再会を果たし、フィリップスがグラウンドに招き入れハグする様子も映し出されていた。

 ニッコリと笑顔を見せる少女と、優しく少女と話をするフィリップスの姿に、中継を視聴していたファンも「素敵な話…」「やだフィリップス…泣」「泣けるな」と胸を打たれたよう。「この子元気になったね!」と喜ぶコメントもあった。

 また、再会した際に「今日もホームランを打って」とお願いされていたようで、解説を務めたAKI猪瀬氏は「だからスイングが大きいのかな、今日は」と笑っていた。結局フィリップスはこの日ヒットを打つことはできなかったが、エンゼルスは7試合ぶりに勝利している。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)