＜大相撲九月場所＞◇十一日目◇20日◇東京・両国国技館 動きのよさが、かえって裏目に出ることもあるようだ。前頭四枚目・宇良（木瀬）が、前頭二枚目・阿炎（錣山）と対戦。両者ともに素早い動きが持ち味だが、宇良が低く潜り込もうとしたところ、勢い…
＜大相撲九月場所＞◇十一日目◇20日◇東京・両国国技館
動きのよさが、かえって裏目に出ることもあるようだ。前頭四枚目・宇良（木瀬）が、前頭二枚目・阿炎（錣山）と対戦。両者ともに素早い動きが持ち味だが、宇良が低く潜り込もうとしたところ、勢い余って前方に1回転。思わず本人も「しまった」という表情を浮かべた。
回転のいい突っ張りを武器とする阿炎に、飛んだり跳ねたりととにかく動き回る宇良。人気力士同士の対決ということもあり、館内からも立ち合いの前から大きな声援が何度も飛んでいた。注目の立ち合いは宇良が勢いよく飛び込み、阿炎の突っ張りを封じかけたが、それでも阿炎はお構いなしに長い両手を伸ばして徐々に宇良を遠ざけることに成功した。
懐に潜り込んでからが勝負になる宇良は、なんとか下から攻めようと低い体勢を取ったものの、これに対して阿炎も冷静に対応。頭が下がった宇良に対して、力強く叩き込んだ。なんとか残そうとした宇良もこらえきれず、目標を失うように土俵に向かって前方に飛び込むように1回転。館内からは歓声とため息が入り混じったものが沸き起こった。
敗れた宇良は直後に「しまった」という表情。ファンからも「また飛んだｗ」「毎日回転してますね」「決まり手：飛込前転」というコメントが集まった。前日も身体能力を活かして大きな跳躍を見せた宇良だが、明日こそその動きを白星につなげたいところだ。
（ABEMA／大相撲チャンネルより）
