園田所属のチェスナットコート(牡9、兵庫・田中一巧厩舎)が、オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)でJRA勢にチャレンジする。  チェスナットコートは父ハーツクライ、母ホワイトヴェール、母の父クロフネの血統。母の半弟には10年セン…

 園田所属のチェスナットコート(牡9、兵庫・田中一巧厩舎)が、オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)でJRA勢にチャレンジする。

 チェスナットコートは父ハーツクライ、母ホワイトヴェール、母の父クロフネの血統。母の半弟には10年セントウルSなど重賞3勝のダッシャーゴーゴー、ダートのオープン特別を2勝したダッシャーワンがいる。

 以前のJRA在籍時は矢作芳人厩舎に所属し、18年日経賞で2着になるなど芝中長距離路線で活躍。18年秋には豪G1のコーフィールドC(13着)とメルボルンC(14着)にも参戦した。20年夏に地方に移籍し、22年に多摩オープンを制したが、その後は8戦連続で4着以下。今春からは兵庫の田中一巧厩舎に転厩し、復活を目指している。

 今回は20年6月のスレイプニルS(6着)以来となるJRAでの競馬。近況や相手関係から厳しい戦いになりそうだが、どこまで食い下がれるか。地方馬の参戦は06年コスモバルク(2着)以来で17年ぶり。勝てば91年ジョージモナーク以来で32年ぶりとなる。重賞2着の実績がある中山での走りに注目したい。