<大相撲九月場所>◇十一日目◇20日◇東京・両国国技館  “30年に1人の大器”と呼ばれる十両十四枚目・大の里(二所ノ関)が、十両五枚目・美ノ海(木瀬)を押し出しで圧倒。2桁勝利となる10勝目を挙げた。怪物級の圧力にファンも「モノが違う」「…

<大相撲九月場所>◇十一日目◇20日◇東京・両国国技館

 “30年に1人の大器”と呼ばれる十両十四枚目・大の里(二所ノ関)が、十両五枚目・美ノ海(木瀬)を押し出しで圧倒。2桁勝利となる10勝目を挙げた。怪物級の圧力にファンも「モノが違う」「頭三つくらい突き出てる」と騒然となっていた。

【映像】大の里、圧勝の一番

 2年連続でアマチュア横綱に輝いた経歴を持つ23歳の新十両・大の里。十日目の取組では元幕内の実力者である十両七枚目・一山本(放駒)に苦杯をなめたものの、初日から9連勝と快進撃を続け、その規格外の実力は連日のように両国国技館を沸かせてきた。

 美ノ海と対戦した十一日目。立ち合い大の里がもろ手で突いていくと、141キロの美ノ海は吹き飛ぶように後退。館内からは「おお~!」とどよめが沸き起こった。大の里はそのまま前に出て突っ張りを交えながら一気に押し出しを決め、新十両にして2ケタの10勝目となる勝ち星を挙げた。敗れた美ノ海は3敗目を喫し、優勝争いから一歩後退した。

 規格外の圧力で美ノ海を圧倒した大の里に、ABEMAの視聴者からも「モノが違う」「頭三つくらい突き出てる」「すごいのが出てきた」「もう衝突事故やん」「すさまじいなw」と驚きの声が相次いで寄せられた。

 なお十一日目の取組では、十両七枚目・一山本(放駒)も十両十四枚目・天照鵬(宮城野)を突き出しで下して1敗を死守。十両の優勝争いは1敗でトップタイに大の里と一山本が並び、2差の3敗で美ノ海が続く展開となった。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)