9月20日(水)に浦和競馬場で行われるテレ玉杯オーバルスプリント(3歳上・JpnIII・ダ1400m)。優先出走権は無いが、JBCスプリントに向けた前哨戦となっている。  今年は2強対決の様相。南関東が誇るトップマイラーのスマイルウィと…

 9月20日(水)に浦和競馬場で行われるテレ玉杯オーバルスプリント(3歳上・JpnIII・ダ1400m)。優先出走権は無いが、JBCスプリントに向けた前哨戦となっている。

 今年は2強対決の様相。南関東が誇るトップマイラーのスマイルウィと、フェブラリーS4着などの実績を持つドライスタウトの2頭が人気を集めそうだ。悲願のビッグタイトル獲得を狙う“地方の雄”と3歳時以来の白星を目指す“JpnI馬”の対決はどちらに軍配が上がるか。はたまた他馬の台頭があるのか。発走予定日時は20日(水)の17時35分。主な出走馬は以下の通り。

■スマイルウィ(牡6、船橋・張田京厩舎)

 昨年3月の京成盃GMで重賞初制覇を飾ると、以降も連対を外さず南関東のトップマイラーに上り詰めた。ダートグレード競走初挑戦となった今年5月のさきたま杯では、ハイペースを自ら動いて僅差2着に健闘。前走のスパーキングサマーCも2馬身半差の貫禄勝ちで、地方馬同士では頭ひとつ抜けた存在。ビッグタイトル獲得へ機は熟したか。

■ドライスタウト(牡4、栗東・牧浦充徳厩舎)

 通算8戦して一度も掲示板を外していない安定株。デビュー3連勝で全日本2歳優駿を制して世代の頂点に輝く。3歳秋からはオープン特別で経験を積み、今年2月のフェブラリーSではレモンポップから0.7差の4着に健闘した。前走のかきつばた記念は2着だったが、58.5kgのハンデも厳しかった印象。54kgで挑める今回は千載一遇のチャンスだろう。

■ラプタス(セ7、栗東・松永昌博厩舎)

 デビュー3戦は芝だったが、ダートに転じると次々に白星を重ね、20年の黒船賞で初タイトルを獲得。ダート1400mは現役屈指の巧者で、通算10勝(うち重賞5勝)を挙げている。昨年末の兵庫GTでも59kgを背負いながら1年3カ月ぶりの勝利を挙げており、得意距離で気分よく運べれば実力は健在。左回りさえ克服すれば、上位進出の場面もありそうだ。

 そのほかにも復活目指すテイエムサウスダン(牡6、美浦・蛯名正義厩舎)、東京スプリント3着などの実績持つオーロラテソーロ(牡6、美浦・畠山吉宏厩舎)などが出走を予定している。