9月9日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズの一戦で、2年連続となる2度目のノーヒットノーランを達成したオリックス・山本由伸。 【映像】山本由伸が大きく変えた話題の“投球フォーム” 昨季までとは…

9月9日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズの一戦で、2年連続となる2度目のノーヒットノーランを達成したオリックス・山本由伸。

【映像】山本由伸が大きく変えた話題の“投球フォーム”

昨季までとは違い、今季は大きなフォーム改造を行ったうえでのシーズンとなった山本だが、シーズン成績はもとより、今回の偉業達成で、その改造を不安視していた声を吹き飛ばす結果となった。  

昨季までの山本は、左足を上げながら始動し、足を上げきったところでタメを作ってから一気に押し出すような形でのフォームだったものの、今季から実践しているフォームでは、昨年に比べて左足をさほど上げずに緩やかに始動し、そのまま流れるような形で投げるという、よりリラックスした自然な動作が目を引くフォームへと変更。

そのため、今季のフォームを見慣れた後で、昨年のフォームを見ると、ヒップファーストの際の角度が浅くなり、また、踏み出す左足が描く「くの字」の深さも浅くなっており、力みがないフォームとなっているのだ。 ボールの勢いが落ちたという印象もない。それどころか、こうしたフォームとなってから、ブレが生じにくくなったのか。投球全体としては、安定感がさらに増したように見受けられる。

シーズン前に一部で指摘されていたフォーム改造への不安を完全に払拭するかのように、今季も既に14勝を挙げ、防御率1.32という圧巻の投球を続けている山本。そんな山本に、ネット上の野球ファンからは「あれだけ開幕前に言われてたのに反論せずに結果で証明するのめちゃくちゃかっこいいよな」「リスクを惜しまず進化し続けようとする姿がかっこいい」「由伸のボールに力を伝える上手さは歴代でもトップクラス」「体重移動が本当に上手い」「完成しない天才」「フォーム変えるとかいう話になったときにも“なんで?”みたいな声出とったけど、終わってみたらコレ」といった様々な反響が寄せられている

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)