<大相撲九月場所>◇十日目◇19日◇東京・両国国技館 十両十四枚目・大の里(二所ノ関)が十両七枚目・一山本(放駒)にはたき込みで敗れ、今場所初黒星を喫した。新進気鋭の“怪物”の連勝ストップに、ファンも「一山本強いじゃん!」「怪物たおした」と…

<大相撲九月場所>◇十日目◇19日◇東京・両国国技館

 十両十四枚目・大の里(二所ノ関)が十両七枚目・一山本(放駒)にはたき込みで敗れ、今場所初黒星を喫した。新進気鋭の“怪物”の連勝ストップに、ファンも「一山本強いじゃん!」「怪物たおした」と盛り上がっていた。

【映像】会心の相撲で“怪物”を止めた一山本

 2年連続でアマチュア横綱に輝いた経歴を持ち、“30年に1人の大器”とも呼ばれる超大型新人・大の里。新十両として迎えた九月場所では、身長192センチ・体重176キロの恵まれた体格を活かし、初日から無傷の9連勝を遂げて規格外の大器ぶりを発揮。新十両での9連勝は1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、歴代1位に並ぶ記録であり、新記録樹立まで残り一番と迫っていた。

 そんな大の里が十日目に対戦したのは好調の一山本。一山本は九日目を終えて8勝1敗の成績で、十両の優勝争いで単独トップに立つ大の里を星1つの差で追いかけていた。1度目の立ち合い、一山本がつっかけると館内からどよめきが発生。2度目の立ち合いは成立し、のど輪で攻める一山本が大の里の上体を起こすと、すかさずはたき込んで勝負が決した。バランスを崩して転がされた大の里は十両昇進後初黒星となる1敗目を喫し、新記録樹立には届かなかった。勝った一山本は9勝目を挙げ、大の里に並ぶ優勝争いトップタイに躍り出た。

 初日から連戦連勝を遂げていた大の里の快進撃を一山本が止めると、館内からはどよめきが沸き起こった。ABEMAで視聴していたファンからも「一山本強いじゃん!」「怪物たおした」「経験値か」「千秋楽までわからんなw」「10連勝ならず」「まさか負けちゃった」と興奮気味の声が相次いで寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)