今週の月曜日は、中山競馬場でセントライト記念(GII・芝2200m)が行われます。  過去10年のセントライト記念では社台系の牧場(ノーザンファーム、社台ファーム、白老ファーム、追分ファーム)で生産された馬が良績を残しています。昨年は追…

 今週の月曜日は、中山競馬場でセントライト記念(GII・芝2200m)が行われます。

 過去10年のセントライト記念では社台系の牧場(ノーザンファーム、社台ファーム、白老ファーム、追分ファーム)で生産された馬が良績を残しています。昨年は追分ファーム生産馬のガイアフォースが優勝。2着には社台ファーム生産馬のアスクビクターモア、3着にノーザンファーム生産馬のローシャムパークが入っています。

 セントライト記念は菊花賞トライアルでGIIでもありますので、ハイレベルな争いになります。そこで好勝負するためには高い素質を備えている事が重要と言えます。社台系の牧場は優れた種牡馬、繁殖牝馬を多く抱えている事もあり、優秀な産駒が生まれてくる確率が高い事がこのような結果となっているのではないでしょうか。今年のセントライト記念も素質に秀でた社台系牧場の生産馬に着目してみてはいかがでしょうか。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
社台系牧場(ノーザンファーム、社台ファーム、白老ファーム、追分ファーム)以外の生産馬(ただし、芝の重賞連対馬やオープン特別勝ち馬は除く)
[0-0-0-42]複勝率0%
該当馬:ウィズユアドリーム、ウイニングライブ、コスモサガルマータ、コレオグラファー、シルバープリペット、レーベンスティール
(過去の該当馬:19年オセアグレイト4番人気14着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。なお、14年は新潟での開催となっています。

 上位人気が予想されるレーベンスティールが該当しました。

 先述したように、セントライト記念は社台系牧場で生産された馬が強さを見せるレースですので、それ以外の牧場で生産された馬は厳しい結果が待ち受けます。

 しかし、社台系牧場以外で生産された馬でも重賞での連対実績があったり、オープン特別で勝利を挙げているような地力の高い馬は好走する可能性があるので注意したいところです。

 一方でそのような実績のない社台牧場以外の生産馬は軒並み凡走しています。該当した馬として挙げたレーベンスティールは重賞連対実績やオープン特別での勝ち鞍がありませんので過度な期待はしない方が無難ではないでしょうか。加えて、人気で配当妙味もないのであれば、軽視する方が高い期待値を得られる可能性がありそうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。