川崎フロンターレが7試合ぶりに勝利を掴んだ。9月15日に行われたFC東京との多摩川クラシコでのこと。薄氷を踏む1-0の…
川崎フロンターレが7試合ぶりに勝利を掴んだ。9月15日に行われたFC東京との多摩川クラシコでのこと。薄氷を踏む1-0の勝利は2ヶ月ぶりの無失点試合だった。試合後、車屋紳太郎が取材に応じた。
「ここ最近すごく失点が増えてて。自分が出るときは、しっかりゼロで抑える。そういう気持ちで試合に臨みました」
そう話す車屋は試合終盤に足をつらせていたが「結構早めにつってて」という。珍しいと思いつつ、その理由としてこの試合から採用された守備システムが影響していたのだという。
「どうしても一人ひとりの運動量というものが求められるシステムというか、あの守備の仕方は」
すなわち、「中に入れさせないというまずその意識を持って」試合を進めるということ。さらには「外に行ったときに、どれだけパワーを持って取りに行くか」という守備だったとのこと。もちろん「トレーニングでやっていた」とのことで「こっちのウィングの選手だったり、インサイドの選手に運動量がすごく求められる形」だったという。また最終ラインの選手として車屋は守備の効果を高めるために押し上げを意識していたという。
「前の選手がああやって追ってる分、自分たちも少しでも距離を縮めて、球際を作るようには意識しているので」
■「すごくいい形でボールを奪えていた」
その結果、FC東京の攻撃をある程度封じ込めることに成功していた。
問題はハイラインを保つことで川崎守備陣の背後を狙うロングボールが増えること。当然それはリスクであり、試合終盤に危険なシーンを作られていた。ただし試合の大半の時間帯では「すごくいい形でボールを奪えていた」とのことで、手応えを口にする車屋だった。
なおこの試合では車屋に限らず足をつらせる選手が見られたが、湿度の高さもその一因ではないかとしていた。
「湿度が高くて他の選手も結構つってる選手が多かったです」
そういう意味でジョホールバルでのACL第一戦に向けて、気候面でのある種のシミュレーションになったとも言えそうだ。
(取材・文/江藤高志)