9月6日にほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、西武の“おかわりくん”こと、ベテラン・中村剛也が、球団初となる“40代のマルチホームラン”を放ち、野球ファンの間で話題となっている。【映像】…
9月6日にほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、西武の“おかわりくん”こと、ベテラン・中村剛也が、球団初となる“40代のマルチホームラン”を放ち、野球ファンの間で話題となっている。
1-0、西武1点のリードで迎えた4回、この回先頭の5番・中村は、オリックス2番手・本田 仁海にストレート2球で簡単に0-2と追い込まれるも、続く3球目、高めのボールにバットが出かかるもこれを見てカウント1-2とすると、4球目、ほぼ真ん中に甘く入ったチェンジアップを見逃さずにフルスイング。天性のアーチストらしい豪快な一打で、レフトスタンドへ叩き込み、チームに貴重な追加点をもたらすことに。
すると中村は、3-0、西武3点のリードで迎えた8回、1死走者なしの場面で迎えた第4打席では、オリックスの4番手、こちらも40歳のベテランサイドハンドの比嘉幹貴がカウント0-1から投じた2球目、真ん中に入った95km/hのスローカーブを、イチニのサンで振り抜き、レフトスタンド上空へ。打った瞬間にそれとわかる特大の一打で、今季初、40代の選手としては球団初となる“おかわり弾”となった。
9月8日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めて中村によるこの“おかわり弾”について紹介することとなったが、VTRを観た元・西武の“先輩スラッガー”G.G.佐藤氏は、「このホームランは全盛期を彷彿とさせるようなね、まったく衰え知らずのホームランですよね。」と、まずはその“アーチストらしい一振り”を称賛しつつ、「これはね、1ストライクからか…よく反応しましたよね。(配球は)予想はしてないと思うんで、反応で打ってるホームランだと思うので、いい反応ですよ、これは。」と、不惑となってからも衰え知らずのその打撃に、舌を巻くこととなった。
なお、中村といえば、4月29日にベルーナドームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、NPBでは前人未到の2000三振を記録するなど、その豪快なスイングに定評があるが、そのスイングが生み出すアーチで、既に450本塁打をマーク。500号本塁打も射程圏内の状態に。そんな中村に、ネット上の野球ファンからは「打った後の一歩目でボールから目を離すの気持ち良すぎる」「毎年「全盛期」を迎えるこのレジェンドにただただ感服」「離脱なければ本塁打王も狙えるペースだったのほんまにすごい」「ほんとに軽く振って綺麗な弾道」「いくらカーブが甘く入ったからって言っても、ピタッと止まってスタンドまで持ってく技術ヤバいな。」「この投高打低時代40歳にしておかわりは新境地へ」「こんな神が西武一筋でやってくれてるのが嬉しい」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)