9月9日、浦和レッズは埼玉スタジアムに京都サンガを迎えて対戦。J1リーグ第27節として行われたこの試合は0-0で引き分…

 9月9日、浦和レッズは埼玉スタジアムに京都サンガを迎えて対戦。J1リーグ第27節として行われたこの試合は0-0で引き分けに終わった。

 ACL初戦を前に勝利で勢い付けたかった浦和だったが、この試合はスコアレスドロー。ゴールネットを揺らすことができなかった。

 しかし、決定機を迎えた場面もあった。しかも、そのうちの一つに疑問の声が続々と上がっているのだ。

 それは、後半30分の場面だ。最終ラインまで落ちていた岩尾憲がボールを持つと、前線にロングボールを蹴る。これは闇雲に蹴ったものではなく、前線で駆け引きしていたFWブライアン・リンセンを狙ったものだった。

 後半途中からピッチに入ったオランダ人FWは、このパスにうまく反応して抜け出しペナルティエリア内で相手GKと1対1を迎える。そして、シュートを蹴ろうとした瞬間だ。戻ってきた京都のDFが後ろからリンセンを強く引っ張り、そして、倒してしまう。

 当然、リンセンはシュートを打つことができず、ボールは転がってしまう。リンセンはボールのこぼれを何とか蹴り込もうとするが、すでに間合いが詰まっており、相手GKに当たってゴールネット揺らすことができなかった。

■「なぜPK取らないの?」

 直後からこの映像がSNS上で拡散されたこともあって、疑問の声が続々と上がっている。

「なんでVAR入らなかったか謎だし完全にリンセンの頑張り損だよな…」
「リンセンが可哀想すぎるわ…」
「なぜこれがファールじゃないのか」
「これでVARチェックすら入らなかったのは何故ですか?」
「リンセンへのファールはなぜPK取らないの?」
「めっちゃ引っ張って体勢崩してるのにVARすら入らないの?」

 この場面はファールの判定もなければ、VARも介入せずにそのままゲームが進むこととなった。試合終了後には指揮官や選手本人からも疑問の声が上がっただけに、悔やまれる場面となった。

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