<大相撲九月場所>◇五日目◇14日◇東京・両国国技館 前頭四枚目・宇良(木瀬)が前頭三枚目・正代(時津風)に逆転の突き落としで敗れ、3敗目となる黒星を喫した。宇良は悔しさあふれる表情を浮かべ土俵に両手をつくも、直後にむくっと立ち上がると笑顔…

<大相撲九月場所>◇五日目◇14日◇東京・両国国技館

 前頭四枚目・宇良(木瀬)が前頭三枚目・正代(時津風)に逆転の突き落としで敗れ、3敗目となる黒星を喫した。宇良は悔しさあふれる表情を浮かべ土俵に両手をつくも、直後にむくっと立ち上がると笑顔を浮かべて軽やかなバックステップも披露。その様子にファンからは「めっちゃ悔しそうで草」「宇良ちゃんドンマイ」などの反応が寄せられた。

【映像】宇良、大がっかり直後に“笑顔”ステップ

 立ち合い低く当たった宇良は、そのまま正代の上体を起こして前進。一気に押し出すかに見えたが、土俵際で粘った正代に逆転の突き落としを決められた。惜しくも敗れた宇良は両手をついてうなだれるように悔しさを表現すると、切り替えて笑みを浮かべながらバックステップで仕切り線へと戻り、一礼して下がっていった。宇良は3敗目。勝った正代は2勝目を挙げた。

 逆転負けを喫するも攻めの姿勢を見せた宇良の相撲に、ABEMAで解説を務めた元関脇・若の里の西岩親方は「今日は宇良が一気に前に出ましたね。これには正代も驚いたんじゃないでしょうか」と指摘。VTRを振り返りながら、実況の小出アキラアナウンサーが「宇良のこの表情、悔しそう」と言及すると、西岩親方は「(宇良は)もう勝ったと思ったんじゃないですかね。押し相撲のように一気に前に攻めていきました」と語り、「今日は立ち合いから一気に攻めましたけど、その宇良が裏目に出ましたかね」とダジャレを交えて解説した。

 惜しくも敗れて感情むき出しの表情を浮かべた宇良に、視聴者からは「宇良『しまったー!』って顔してるな」「めっちゃ悔しそうで草」「宇良ちゃんドンマイ」「残念」と同情の声が相次いだほか、逆転勝利を果たした正代に「土俵際の魔術師すぎる」「強いな」「調子を取り戻してきた」と称賛の声も続々と寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)