BMXフリースタイル競技にて2023年度の全日本チャンピオンを決める大会である「第7回 全日本BMXフリースタイル選手権」が岡山県岡山市にて、2023年9月14日(木)~9月17日(日)の4日間にわたって開催中だ。

岡山県岡山市の後援の下、過去数年に渡り毎年ここ岡山市で開催されているこのBMXフリースタイル競技の全日本選手権。第7回目を迎える今大会にはフリースタイル・パーク種目へ115名、そしてフラットランド種目へ93名のエントリーが確認されており、日本中から老若男女問わず国内トップクラスのBMXライダーが集まり、各カテゴリーにて今年の日本一の称号を争う熾烈な戦いが繰り広げられることは間違いない。


photograph by Naoki Gaman / JFBF

そして気になる今回の大会会場だが、BMXフリースタイル・パーク種目は岡山市役所前、BMXフラットランド種目はイオンモール岡山1F未来スクエアというとりわけ人通りが多く、人目にも触れやすい場所での開催となる。大会当日はDJによる音楽とMCの盛り上げによりさらに大会に注目が集まることで通りすがりの一般の方の観戦も多くなることだろう。

なお昨年同様に大会の模様はNTT西日本グループの協賛・技術提供により「双方向ライブ配信」により視聴できる。今回はパーク会場のみならず、フラットランド会場とも双方向ライブ配信技術で繋がるため、会場に行けない方もライブ配信を通じて是非リアルタイムでご覧いただき、会場の熱を感じながら選手たちの勇姿を応援していただきたいと思う。

そして本記事では以下にて、今年の日本一の座を争う注目のトップライダーたち6名をピックアップして紹介する。

BMXフリースタイル・パーク

中村 輪夢 (所属:ウィングアーク1st)
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BMXフリースタイル・パーク種目ではもちろんのこと、日本のBMXシーンを代表する現在世界から最も注目されている選手の一人で、2022年には日本人初の世界チャンピオンとなった彼。そして今大会ではそんな彼が5度目のタイトル防衛をかけて参戦。

ただワールドカップを始め、X GamesやSimple SessionなどBMXの様々な世界大会で快挙を残してきた彼が国内大会へ出場することは多くはないので、是非今回この場に足を運び、世界最高峰のハイエアーと超高難度の回転技のコンビネーションをその目でチェックして欲しい。もしかしたらパリ五輪を見据えた新トリックも観られるかもしれないので、彼のライディング中は瞬き禁止だ。

小澤 楓 (所属:岐阜第一高等学校)
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弱冠15歳ながら世界のトップ選手を相手に挑戦し続けるBMXライダー。2017年及び2019年には世界選手権で優勝しジュニア世界チャンピオンとなり、2021年には13歳~15歳の年齢別クラスでJFBFの年間シリーズチャンピオンの経験を持つ彼。昨年から昇格したJFBFのエリートクラスでは最年少でありながら優勝するなど数々の功績を残し、2022年のワールドカップシリーズ戦や今年の世界選手権では準決勝進出を果たすなど、世界で着々と結果を残し始めた彼のライディングにも目が離せない。

内藤 寧々 (所属:第一学院高等学校)
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東京五輪代表の大池水杜に続き日本のガールズシーンを牽引している若きエース。2021年からエリートクラスに昇格し同年全日本選手権で優勝。 昨年の2022年JFBFシリーズランキングでは2位となった。現在は強化指定選手として国際大会に出場し世界ランキング15位を保持している。パリ五輪への出場を目指しチャレンジし続けている彼女の2度目の全日本タイトル獲得に期待が集まっている。

BMXフラットランド

片桐 悠 (所属:GLOW)
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今年は国内/国際大会関わらず出場する大会ほとんどで優勝していることから現在「世界最強」との呼び声も高い若手ライダー。そんな彼の代名詞は「フルバイクフリップ」という自分の身体のお腹側でバイクを横に一回転しキャッチする技だ。
今までも様々な大会で結果を残してきた彼だが、今年からJFBFの大会に出場し好成績を残している。今年は「X Games Chiba 2023」や「FLATARK 2023」でも優勝している彼が全日本タイトルを掴み取るのだろうか?

荘司 ゆう
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フロントトリックとリアトリックの両方を扱い高難度トリックを魅せるのが特徴の彼。JFBFの大会では表彰台常連の彼は、5月行われたFISE Montpellierでは初優勝を飾り、そして8月に行われた今年のUCI世界選手権では見事優勝を果たし、自身初の世界王者のタイトルを手にした。 片桐と同様に現在飛ぶ鳥を落とす勢いで結果を残している彼の今大会でのライディングにも注目だ。

佐々木 元 (所属:鎌ヶ谷巧業)
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昨年度UCI世界チャンピオンで今年度のアジアチャンピオンである日本を代表するベテランライダー。フロントトリックを得意とする彼は、自身の持つ数々のオリジナルトリックが世界中から高い評価を受けている。今回出場するどの選手よりも世界で結果を残した経験の多い彼がどう大型ルーキーたちを抑えるのか。

大会を更に盛り上げるのは豪華サイドコンテンツ

今回は当大会のみならず、子どもから大人までたくさんの人にアーバンスポーツ楽しんでもらうため様々なサイドコンテンツが用意されている。他競技観戦ももちろんだが、今回は実際の体験会だけではなく「メタバース」など様々な形でこれらのアーバンスポーツを体験する機会が目白押しなので色々な楽しみ方で素敵な週末を過ごしていただきたい。

【Okayama Urban Sports Fes「Urban X」2nd Session】

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「Urban X」はアーバンスポーツの普及はもちろん、都市型であるアーバンスポーツの特性を活かし街中で分散開催することで、多くの来場者に街中を回遊してもらうことを目的とした一般社団法人岡山県アーバンスポーツ協会が運営するイベント。今回は以下イベントが全日本BMXフリースタイル選手権に併せて開催される。

OK BREAK – Breakin 3on3 Battle & BGIRL 1on1 Battle: 
2024年パリ五輪に採用されたブレイキンの3vs3とBGIRLによるソロバトル。賞金総額100万円を争う世界トップレベルのダンスバトルを岡山駅直結ホテルグランヴィア岡山1Fロビーで観戦しよう。
日程:9/16(土) 12:00~19:00
会場:ホテルグランヴィア岡山 1 階ロビー(岡山市北区駅元町 1-5)
エントリー数:3on3=46 チーム(138名)/ BGIRL 1on1=20名 

SETOUCHI STYLE BOMB:
国内最大規模の出場者を誇るフリースタイルフットボール大会。豪州王者など海外からも参戦予定。
日程:9/17(日) 11:00~18:00
会場:ホテルグランヴィア岡山屋外スペース(予定)
エントリー数:ルーキー21名、オープン 70名 計91名

パルクールワークショップ:
障害物をアクロバットに跳び越えていく体操の新種目「パルクール」。今年は無料体験会を初開催。講師として日本体操協会パルクール委員長の荒本英世、忍者パルクール2023チャンピオンの石田英太らが参加。
日程:9/16(土) ①10:00~ ②13:00~ ③15:00~
会場:イオンスタイル岡山1階 南入口 催事場(岡山市北区下石井 1-2-1)
エントリー数:各回20名・計60名予定(予約枠15名・当日枠5名)

【メタバース体験ブース】

~岡山ミラーワールドをBMXで疾走する、次世代型スポーツ体験!~
NTT西日本のご協賛により実現した新企画!岡山の中心市街地をメタバース化した「岡山ミラーワールド」に、BMXのバーチャルジャンプ台を設置。実際にBMXを漕ぎながらミラーワールド内を疾走し、ジャンプもできる!!リアルとバーチャルが融合した擬似BMX体験を提供!

【OKAYAMA BMX DAYS】

9/14(木)~9/18(月•祝)の5日間、「BMXとともに、岡山の街をもっと楽しんでいただくためのきっかけ」として、街中にいくつかの嬉しいイベントを用意。岡山駅周辺の話題の飲食店の特典や、BMX販売店での購入特典、さらに誰でも参加無料で楽しめるオープニングパーティーまで様々企画。大会とともにお楽しみください!

大会概要

⼤会名称 :「第7回 全日本BMXフリースタイル選手権」
開催期間:2023年9月14日(木)~17日(日) – 4日間 –
※詳細は公式HPをご覧ください。
大会会場:
パーク会場- 岡山市役所 構内駐車場 (岡山市北区大供 1 丁目 1-1) 
フラットランド会場- イオンモール岡山 1F 未来スクエア(岡山市北区下石井 1-2-1)
主催:公益財団法人 日本自転車競技連盟 (JCF)
主管:一般社団法人 全日本フリースタイル BMX 連盟(JFBF)
後援:岡山市、岡山商工会議所、公益財団法人 JKA、 一般社団法人日本アーバンスポーツ支援協議会、一般社団法人岡山県アーバンスポーツ協会
特別協賛:ライト電業株式会社
エントリー数:フリースタイル・パーク種目 115名、フラットランド種目 93名

The post 今年の日本王者の座は誰のものに?「第7回全日本BMXフリースタイル選手権」の見どころと楽しみ方 first appeared on FINEPLAY.