10勝を挙げる村上、大竹、伊藤将(写真)は、安定したピッチングでチームを支えた(C)KentaHARADA/CoCoKA…

 

10勝を挙げる村上、大竹、伊藤将(写真)は、安定したピッチングでチームを支えた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 

 9月13日、セ・リーグ首位の阪神は甲子園で巨人を4-0で下し、いよいよ優勝マジックを「1」とした。9月は負けなしの10連勝を飾り、もはや18年振りのリーグ制覇は揺るぎないものとなった。

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 今季、阪神では先発投手陣の充実ぶりが、現在までの強さを支える要因の一つとなってきた。特に開幕からローテーションの中心を担った、村上頌樹、大竹耕太郎、さらに夏場から一気に調子を上げてきた伊藤将司が現在も頼もしい投球を続けている。

 この3投手は今月8日から甲子園で行われた2位広島との3連戦で先発し、それぞれが好投し勝利投手となった。追いすがる広島を3本柱がねじ伏せ、優勝を一気に引き寄せることとなり、また、このカードでの白星により村上、大竹、伊藤は勝ち数を二桁に乗せた。

 シーズン終盤、勝負どころを迎え安定感を増し続けている「10勝トリオ」に対し、球界OBもそのパフォーマンスを絶賛している。

 現役時、巨人のエースとして活躍し、最多勝、最優秀防御率などのタイトルも獲得した江川卓氏がYouTubeチャンネル『江川卓のたかされ』を9月13日に更新、阪神の原動力となっている村上、大竹、伊藤の投球内容について語った。

 江川氏は、大竹(10勝2敗、防御率2.14)、村上(10勝5敗、防御率1.76)、伊藤(10勝5敗、防御率2.31)の成績で優れている点の一つに、負け数の少なさを挙げ「この3人で18、貯金をしている。それは凄い」と称えており、10勝投手が3人いることで「(チームが)なかなか、3連敗をしない」と見解を述べている。

 さらに、3人の防御率にも言及しており「これだけの(低い)防御率であれば、先発投手は5・6回くらいまでで、リリーフに繋いでいると思う人が多い」として、その上で「凄いのは岡田(彰布)監督の使い方が、ギリギリまで引っ張るんですよ。『この回まで投げたら失点するかも』というところまで続投させている」と指摘。

 また、「先発が7回や8回まで投げているにもかかわらず、これだけ防御率が良いということは、リリーフ陣が“ハマってる”ということです」と後を受ける救援陣のピッチングも称賛。「ランナーが残っている場面でも、出てきたピッチャーがちゃんと抑えているから、これだけ(3人の)防御率が良いということになる」として、リリーフへの継投も的確に行われていることで好結果につながっていると説いた。

 阪神先発陣では他にも、青柳晃洋がシーズン序盤から苦しんだものの、13日の巨人戦で8勝目をマーク。さらに西勇輝、才木浩人も現在7勝と白星を重ねている。一人に頼ることなく、先発投手それぞれが任されたマウンドで結果を残してきていることも、今季の阪神の大きな強みと言えるだろう。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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