<大相撲九月場所>◇五日目◇14日◇東京・両国国技館 序二段七十五枚目・望月(大嶽)が序二段七十五枚目・真富士(伊勢ケ濱)を押し出して2勝目を挙げた一番は、鋭い出足で押し出した望月の勢いが目立った一方で、勝負を決した直後に望月が土俵上で見せ…

<大相撲九月場所>◇五日目◇14日◇東京・両国国技館

 序二段七十五枚目・望月(大嶽)が序二段七十五枚目・真富士(伊勢ケ濱)を押し出して2勝目を挙げた一番は、鋭い出足で押し出した望月の勢いが目立った一方で、勝負を決した直後に望月が土俵上で見せた“相撲愛”あふれる何気ない、そして珍しい振る舞いに「偉いゴミ拾い」など称賛、好感の声が寄せられている。

【映像】力士が突然「ゴミ拾い」“相撲愛”感じる珍行動

 1勝1敗同士の取組となった一番。ひと回り以上、体の大きな真富士に対して立ち合い諸手で立った望月は正面を避けて左に回り込むと、タイミングよく下から突き押して真富士の体を起こし、一気に押し出して2勝目を挙げた。

 館内に拍手が響く中、勝ち名乗りを受けるべく所定の位置に戻ろうとする望月だったが、土俵中央付近でふと足を止めると、かがみこむようにして2つ、3つゴミを拾い上げた。その後、拾い上げたものを左手に収め、改めて勝ち名乗り受けた。

 MLBエンゼルスの大谷翔平が打席周辺のゴミを拾う様子はファンの間ではお馴染みの光景となっているが、競技やフィールドは異なっても、それらを思う振る舞い自体は素晴らしいもの。相撲ではあまり目にすることがない土俵上でのゴミ拾いの瞬間を目にした視聴者からは「偉いゴミ拾い」など、称賛と好感の声が寄せられている。(ABEMA『大相撲チャンネル』)