【MLB】マリナーズ3−2エンゼルス(9月13日・日本時間14日/シアトル) 最速105.5マイル(約170キロ)のストレートを誇るエンゼルスのジョイスが、ポストシーズン進出を狙うマリナーズをキリキリ舞いだ。大谷翔平投手が10試合連続で欠場…
【MLB】マリナーズ3−2エンゼルス(9月13日・日本時間14日/シアトル)
最速105.5マイル(約170キロ)のストレートを誇るエンゼルスのジョイスが、ポストシーズン進出を狙うマリナーズをキリキリ舞いだ。大谷翔平投手が10試合連続で欠場し、試合も逆転負けと明るい話題の少ないエンゼルスだが、右腕の尺骨神経炎から3カ月ぶりに復帰し2試合目の登板となったジョイスが圧巻の投球を見せた。
2-3と1点ビハインドで迎えた6回、エンゼルスのマウンドには3番手のジョイスが上がった。ジョイスは6月に痛めた尺骨神経炎から今月10日(日本時間11日)に復帰し、これが2試合目の登板。この回先頭のスアレスに対し99.9マイルの速球で追い込むと、最後は内角にスライダーを決め見逃し三振に切って取る。続くキャンゾーンは100.3マイルのストレートでセンターフライ。さらにフランスに対しては、100マイル超えのストレートを4発投げ込み、最後は100.6マイル(約161.9キロ)の速球で空振り三振に仕留めた。
ジョイスはスアレスへの初球こそキャッチャーが捕れないほどストライクゾーンを大きく外れるとんでもないボールを投げ、実況の石黒新平アナウンサーに「ベン・ジョイスらしい一球ですね」と言われたが、そこから100マイルを連発しながらまとめてみせた。フランスに対しても初球、2球目とコースを外れたこともあり、解説を務めた元メジャーリーガーの薮田安彦氏はコントロールに課題があるとしつつも「もう少し精度が上がれば勝ちパターン、もしくはクローザーとしてのポジションを取れるだろう」と活躍に期待を寄せていた。
適度にボールが荒れながら100マイルを連発するジョイスの姿に、中継を視聴していたファンからは「藤浪より藤浪らしいね」「赤い藤浪」とオリオールズで活躍する藤浪晋太郎投手になぞらえる声が多く上がる。この回を危なげなく3人で終えると、「よし抑えた」「すごい」とその剛腕ぶりを称賛するコメントが目立っていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)