男子テニスで世界ランク40位のS・ワウリンカ(スイス)が12日にSNSを更新。同日に行われた国別対抗戦デビスカップファイナルズのグループステージの観客の少なさに皮肉的な投稿をした。>>【動画】ワウリンカが投稿した「スカスカ」の観客席<<同…

男子テニスで世界ランク40位のS・ワウリンカ(スイス)が12日にSNSを更新。同日に行われた国別対抗戦デビスカップファイナルズのグループステージの観客の少なさに皮肉的な投稿をした。
>>【動画】ワウリンカが投稿した「スカスカ」の観客席<<
同大会は16ヵ国が4グループ4ヵ国ずつに別れ単複でグループリーグを戦い、各グループの上位2ヵ国の計8ヵ国が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。
今年はスペインのバレンシア、イギリスのマンチェスター、イタリアのボローニャ、クロアチアのスプリトの4都市でグループリーグが開催。決勝トーナメントは11月21日から26日にかけてスペインのマラガで行われている。
デビスカップは2018年に大手投資グループであるKosmosと契約を締結したことで2019年大会より、試合形式が5セットマッチから3セットマッチになったことや、開催地がどちらかのホームではなく開催地となった都市で行われるななど大会のフォーマットが大きく変わった。
これには大会の歴史的価値を下げるなどの批判の声も多く上がっていた。
そのなかで国際テニス連盟のITFとKosmos社は今年に入り当初の25年契約の打ち切りを発表していた。
今回、イギリスのマンチェスターで行われたフランス対スイスの一戦に出場したワウリンカは自身のSNSで会場の観客の少なさを映した動画と共に、新フォーマットに変更させたITFとKosmos社の代表取締役である元サッカー選手のジェラール・ピケ氏あてに「ありがとう。マンチェスターでのフランス対スイス(笑)」と皮肉を込めた投稿を行った。
かつてホーム開催されていた時のデビスカップには多くの観客が入っており、観客に後押しされるホームチームと、その空気の中戦うアウェーチームの独特の雰囲気があった。母国チームの試合ではこれまで通りの盛り上がりがあっても、他国の試合で観客が入らないようであるならば今後の大会運営が問われる。
なお試合はフランスが3勝0敗で勝利した。
【フランス 3勝0敗 スイス】
A・マナリノ(フランス) 3-6, 6-1, 6-4 D・ストリッカー(スイス)
U・アンベール(フランス) 6-4, 6-4 ワウリンカ
N・マウー(フランス)/ E・ロジェ=ヴァセラン(フランス) 6-2, 6-2 ワウリンカ/ M・ヒュースラー(スイス)