良血のキングズレイン(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)で重賞初制覇に挑む…

 良血のキングズレイン(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)で重賞初制覇に挑む。

 キングズレインは父ルーラーシップ、母タッチングスピーチ、母の父ディープインパクトの血統。母は15年のローズSの覇者。叔父のサトノルークスは惜しくも重賞未勝利ながら、19年のセントライト記念と菊花賞で2着の実績がある。また、一族からは08年の英2000ギニーなどG1を4勝したヘンリーザナビゲーター、13年の愛2000ギニーとBCターフを制したマジシャンが出ており、世界に広がる名牝系の出身といえるだろう。

 ここまで6戦3勝。実績では同厩舎のソールオリエンスに大きく後れを取っているが、スケール感では決して負けていない。とりわけ注目したいのは3走前のホープフルS。当時は番手のドゥラエレーデが1着、逃げたトップナイフが2着という典型的な先行決着だったが、後方から猛然と追い上げて3着。一番強い走りをしたことは間違いない。今年初戦の毎日杯こそ敗因不明の大敗だったが、続く町田特別は着差以上の完勝。それだけに期待が高まる重賞再挑戦となる。

 ここの結果次第では一気に菊花賞の有力候補に浮上する。初対決のソールオリエンスにどこまで食い下がれるか、あるいは金星をつかみ取ってしまうのか、その行方に注目したい。