■右SBは今度こそ毎熊で 9月12日に行なわれるトルコ戦は、ドイツ戦からスタメンを総入れ替えして戦いたい。W杯で8強入…

■右SBは今度こそ毎熊で

 9月12日に行なわれるトルコ戦は、ドイツ戦からスタメンを総入れ替えして戦いたい。W杯で8強入りするための条件には、「交代選手のクオリティ」が含まれる。そう考えると、トルコ戦は「チームの底上げ」をはかる格好の機会だ。

 ドイツ戦で4-2-3-1と3-4-2-1(5-4-1)を採用したことを考えると、この試合では4-3-3を見たい。システムの柔軟性も、W杯8強入りへの必要条件だからだ。

 ただ、ドイツ戦からスタメンを総入れ替えして4-3-3にすると、MF堂安律かMF久保建英のどちらかを、インサイドハーフで起用することになる。6月の2試合でもふたりが同時に起用され、右ウイングと右インサイドハーフで共存していたが、今回は4-2-3-1として堂安を右ウイングで、久保をトップ下で起用したい。臨機応変にポジションを入れ替えながら、彼らふたりはコンビネーションを発揮していく。伊東純也鎌田大地とはまた違う攻め筋を、トルコ相手に見せてもらうのだ。

 右サイドバックには毎熊晟矢を推す。縦へのドリブルではなくカットインや内側でのプレーで強みを出す堂安の後方に、タッチライン際で仕事のできる毎熊を配置することで、右サイドからの崩しがバリエーションに富んだものとなるはずだ。

■最終ラインの経験不足も「それでどれだけ守れるか」

 左SBには森下龍矢を起用する。今回の予想スタメンでは右SBの毎熊と右CBの町田浩樹が国際Aマッチの出場がなく、森下は6月にデビューしたばかりだ。カタールW杯代表の谷口彰悟を左CBに据えるものの、最終ラインの経験の少なさは不安材料にあげられるかもしれない。

 それでもいいのだ。チーム全体として経験が少ない陣容で、どれだけ守れるか。一人ひとりがどれだけ個で対抗できるか。最終ラインなら谷口、中盤ならMF田中碧が、どれだけリーダーシップを発揮できるか。経験の少ない選手はもちろん、すでに国際大会に出場している選手の経験値を高めていくうえでも、今回のトルコ戦はフレッシュなメンバーで臨みたいのである。

 選択肢が多いのは1トップだ。ドイツ戦に先発して足に違和感を覚え離脱したFW上田綺世を除くと、途中出場したFW浅野拓磨、FW前田大然、FW古橋亨梧の3人が候補に上がってくる。

 ここでは古橋を選びたい。ここまで国際Aマッチ18試合に出場している古橋だが、所属するセルティック日本代表でのパフォーマンスには、明らかな開きがある。クラブレベルで見せている彼らしさが、日本代表ではなかなか発揮されていない。

 今回の2試合には上田、浅野、前田、古橋の4人のFWが招集されているが、森保監督の構想にはFW町野修斗(ホルシュタイン・キール)も含まれている。今夏にオランダ1部のNECへ移籍したFW小川航基も、クラブでの活躍次第で候補入りしてくる。

 FWの競争は激しさを増していくと予想され、そろそろ「セルティックで結果を出している古橋」ではなく、「日本代表でも結果を残す古橋」にならなければ、彼の立場は難しくなっていく。トルコ戦では少なくとも60分のプレータイムを与え、その動きを見極めたいのである。

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